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日本に『民主主義』を起業する

日本や世界における『民主主義』の起業、政策インフラやシンクタンクの構築等についての動きを伝えます。

新刊紹介『政策形成』

2010-09-08 12:13:08 | 政策形成プロセス
いつもお世話になっております。


次のような書籍『政策形成』が出版されます。

私も一章だけ書かせていただきました。

高額ではあります、もしご興味があれば、

ご活用いただければ幸いです。



『政策形成』 小池洋次編著 ミネルヴァ書房

http://www.minervashobo.co.jp/book/b71793.html

政治・行政・シンクタンク・メディア・学界・NPO
多様な政策アクターたちが具体的な事例を紹介し、これからの政策形成・立案について実践的にアドバイス
本書は、政策現場を知る第一人者たちによる初の政策形成論で、その過程を具体的に理解できる1冊。
政治・行政・シンクタンク・メディア・学界・NPOの各視点から、①政策アクターたちが身につけるポイントや、②成功や失敗の具体的事例を挙げ、さらに、③政策形成・立案能力を身につける方法や、④日本の制度の改善ポイントを述べることで、政策形成に携わる人々への実践的マニュアルを提示する。


刊行のことば
はしがき

第1章 政策形成過程・システムの問題と課題(小池洋次)
 1)政策の質をどう向上させるか
 2)政策形成を学ぶ意味
 3)米国との国際比較の重要性
 4)政策形成過程・システム変革の視点
 5)日本の課題と提言
 コラム1 回転ドアを使おう

第2章 政治における政策アクター(佐々木孝明)
 1)政策形成における政治の役割
 2)政策形成に関わるアクターと制度・仕組み
 3)主な政策アクターたちの現状
 4)政策アクターたちの実践マニュアル
 5)政治における政策形成能力の向上
 コラム2 政策秘書の1日

第3章 行政における合意形成の成否(増島俊之) 
 1)成果と国民の理解
 2)行政官の判断基準と伝え方
 3)組織における一体的対応の必要性
 4)合意形成における役割
 5)反対運動への対応
 6)説得と納得の構造
 コラム3 日本の学術論文はなぜ難解か

第4章 広域自治体(都道府県)の政策形成(石田義明)               
 1)広域自治体の現状と政策形成
 2)国と自治体との関係
 3)広域自治体と道州制議論
 4)地域住民主体の政策形成に向けて
 コラム4 日仏比較にみる芸術文化政策

第5章 基礎自治体主導の地域づくり(横須賀 徹)
 1)参加・信託・政治責任
 2)政策法務
 3)財 務
 4)計画から個性文化へ
 コラム5 信託と責任

第6章 民間企業・経済界の政策形成参加(山越厚志)
 1)アクターとしての民間企業・経済界
 2)経団連を中心とした経済団体の役割
 3)政策形成への参加
 4)日米比較と今後の課題
 コラム6 魅力的な財界リーダーたち

第7章 政策形成基軸と人材の変化にゆれるシンクタンク(中村 円)
 1)政策形成基軸の変化
 2)政策コミュニティの中核組織
 3)日本型シンクタンク業界の問題点
 4)公共を支えるシンクタンク・コミュニティ
 コラム7 実証志向と価値志向、問題解決と説得

第8章 公共益の担い手としてのメディア(木村伊量)
 1)国益と公益とのはざまで
 2)政治報道に問われるもの
 3)多様な政策選択のために
 コラム8 記者魂

第9章 政策人材を育てる政策と学界(鈴木崇弘)
 1)政策とアカデミズムとの関係
 2)大学における専門分野としての政策
 3)政策人材を育てる機関
 4)米国の政策人材の育つ方法
 5)政策人材に求められる能力と課題
 コラム9 政策形成における戦後の学者・大学人の活躍

第10章 NPOによる公共政策形成・実施(松原 明)
 1)政策形成におけるNPOの役割
 2)政策形成・実現のための戦略
 3)NPOの現状と課題
 4)NPOスタッフに必要とされるもの
 コラム10 公共政策分野でも増えるNPO・NGOの活躍

あとがき
索 引

事業仕分け

2009-11-26 13:58:23 | 政策形成プロセス
 行政刷新会議の「事業仕分け」に、雰囲気を感じるために、立ち寄ってきました。
 私の事業仕分けに関する考え方は、今回の件は変えていくためまた、多くの国民に予算(一部)とはどういうものであるかを考えいただく機会としていいことであるとして、今後どのようにしていくかについて考えていくかが大切だというもので、、特に次の3点が重要だと考えている。
 ・民意と専門性のバランスをどのようにとるか。
 ・イベントからメカニズムにどのように変えていくか。
 ・政治家(議員)とスタッフの仕事の分担をどう考えるか。

オープンな政策形成の可能性を探るサイト

2009-11-23 11:22:02 | 政策形成プロセス
 東大の公共政策大学院が、授業の学生が中心なり、参加型ウエッブサイトで意見集約の可能性と限界を探る実験をするらしい。
 これまでも同様の試みがさまざまに行われてきたが、ことごとく失敗してきたいといっていい。民意を反映させるのは、民に意見を言ってもらうだけでなく、プロセスの中で、決定への理解をどうやって高めるかが大切。もちろん、一度決定したことでも、うまくいかなければそれを変更するための批判的精神もキープしないといけない。それらの間のバランスをどのようにとれるかが課題。またその民意集約のプロセスでの専門性をどのようにインテグレートするか等々。課題は尽きない。
 今回の試みの成果に期待したい。
・http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/news/2009/11/news20091120.htm
オープンガバメントを探るサイトは?