今までは掃除も普通にやり・・・
洗濯も普通にやり・・・
家のものが壊れようと自分からは直さず・・・
むしろ「家」というものに、そんなに執着せずに過ごしてきた・・・
そんな普通の女性が居る。
その普通の女性に、ある日、夫は大きな大きなプレゼントをしたのだ
年の離れた夫婦・・・
30代の若妻・・・
50歳を過ぎた夫・・・
夫は言う・・・
「俺もこの先、何年生きるか解らない・・・
しかし、こいつには何も残してない・・・
だから・・俺が死んだら、せめて生活出来る家だけは確保しといてやりたい」
そうして夫は・・・
この若妻・・・愛妻の為に・・・マンションを購入したのだ
俺はこの話を聞いて・・・・・「グッ」ときたぜよ
生真面目過ぎるくらいの夫。
メッチャ昭和の男臭い夫。
川島英伍の歌に涙する夫。
酔うと感情過多になり号泣する夫。
泥酔すると、10分で帰れる距離を1時間もかかる夫。
酔ってフラフラでも、決してぶつからないで歩ける微妙な夫。
そんな【男】が、女房の為にマンションを購入したのだ
いい話です・・・感動の実話です。
この前、審査も無事に通り契約も済ませたらしい。
そして、俺の店に来て・・・
「俺はこれで取り敢えず安心だよ」
男はそう言って「男のケジメの酒」を俺と交わした。
いい酒でした
しかし・・・
その後の話に、それまでの感動秘話は一変した
男は重い口を俺に開いた・・・
「この前、水道が壊れてしまい、直すのに5万くらいかかると言われたんですよ・・・
う~~ん痛いなぁ・・・と、悩んでいると女房が
『直せばいいじゃない!そのお金は私が出してあげるから』
と、こんな事言うんですよ・・・
今までそんな事でお金を出した事も出そうとした事もないのに、マンションを買ったとたんにこうだよ・・・
ほんっと・・・女は恐いねぇ
」
それを聞いていた若妻がすばやく切り返した・・・
「まったくさぁ・・・
最近では掃除も出来ないのよ!
この前もたまたま一生懸命に綺麗にしようとしてたらフッと思ったのよ!
マンション買ったとたんに綺麗好きになったと思われたら嫌じゃない!
だから最近は何でもやり過ぎないように『我慢』してんのよ
だってまだ≪名義変更≫してないからさハハハ」
・・・だってさ
いや~~~
ほんっとに女は恐いわよねぇ~~~~~~
※でもこの二人・・・仲は最高にいいんですよ
ほいたら