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甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

夏へ向かう球児たちへ・・・message

2018-04-23 | 高校野球

昨日も一日良いお天気、野球日和でしたね

暑さも身体に堪える今日この頃ですが、寒い中で観る野球は大!嫌い。

暑い中で観る熱い野球がやっぱり好きです。

昨日は県大会を観戦するために出発したものの、家を出た瞬間・・・

何か気持ちが違う。

車を停めて・・・

今日・・・今瞬間、一番、自分が観たい!と思う野球は何か?を考えた。

県大会を観戦する予定の球場を遥かに越して向かった先は

夏へ向かっている選手たちが集まる村野工業ひよどりグラウンド。

春の予選後、自分の心に引っかかっていたものもあったので・・・

自分の目で今を観たい。

そう思って。


昨日も春県大会では、今夏西兵庫地区に入るチームによる

夏のシードを懸けた対戦が行われていて、春の頂点を目指しているわけですが・・・

もちろん春は進行形。

しかし今春県大会出場チームも、そうでないチームも、皆目指しているのは夏なんだよなって。

県大会出場チームは夏のシード獲得、夏へ勢いをつけるためにも春の頂点を目指し、

残念ながら出場できなかったチームは直球、夏を焦点に日々を頑張っている。

先週21日には東兵庫地区に入るチームの2回戦を観戦して、

昨日はひよどりグラウンドに集まった3チームを観て、

現在進んでいる立ち位置は違っても、目指すところへの選手たちの気持ちは

どちらも同じだということ・・・そう感じた私。


昨日の村野工業ひよどりグラウンドには、春の予選を対戦した村野工業と北須磨

そして今まで初めて観る多可の選手たちが集まった。

桜が散り、珍しい白い藤の花が満開で・・・毛虫はかなり怖かった

藤の花が散ると、いよいよ夏がやってくる。



選手たちの心身も、想いも確実に着実に夏へ向かっている。







昨日は、試合を観たいというのではなく、春を終えて夏に直球向かっている選手たちの

気持ちを感じる野球がだだ観たくて、自己満足かもしれないけれどその姿を残したくて。

試合の内容がどうでも良かったわけではないですが、いつも記録する野球ノートは付けず

自分が想う一枚を残したいな・・・と、自分の気持ちに添ったものだけを

撮影させていただきながら観戦させていただきました。


村野工業は新1年生「新鮮力」の姿も見られ、2年生の頑張り、

3年生は夏へ向かう気持ちを感じることができる場面も多くありました。

北須磨と多可は各選手の学年など分かりませんが、北須磨に関しては春の予選で印象深く

もう一度観たいなと思う選手が観られ、また夏も楽しみになりました。


第1試合は村野工業と北須磨

北須磨の春予選で一番印象深く残っていた岩瀬投手との対戦を期待しましたが、

岩瀬投手は第2試合 多可戦で先発しました。



昨日も特徴ある身体をいっぱい使った投球で多可の選手が打ち倦ねる場面もありましたが、

一人ひとり岩瀬投手に粘りの打席、ベンチからは前日の練習試合で見つけた課題について

今日に活かそうという声が多く聞こえていました。

ひとつづつ、一歩前へ、更に前へのチームの姿勢を感じる対戦でした。

多可の先発投手 名前が分からずごめんなさい。








村野工業との対戦では、1番一針選手、2番 神澤選手、3番 高橋(憂)選手と、

2年生メンバーが1、2、3番を打ち、3選手で1得点を挙げるなど頼もしい活躍が光っていました。

先発した宮本投手は春に増して調子を上げている印象でした。

夏が楽しみな投手。

怪我なく良い夏を迎えて欲しいです。



継投した西川投手と、北須磨4、5番選手との対戦は一番観たかったところ。

西川投手も、くれぐれも怪我に気をつけて、自信を持って夏へ進んで行って欲しいです。







田口捕手 ガッツ!でガンバレ!



渡邊捕手 fightで頑張るんだよ!



北須磨の先発投手



北須磨選手たちのバックに可愛いいマスコットを見つけて思わず盗撮してしまった

北須磨の選手たちも夏へ向かってガンバレ!

第3試合は村野工業と多可との対戦。



第1試合と同様、1、2、3番は2年生の3人。

神澤選手の逆転タイムリーなど、この試合でも力発揮していました。

4番には新鮮力 1年生の亀谷捕手

昨日初めて出逢いましたが、身体に恵まれた選手で1年生とは思えないこの迫力。

2年後が今から楽しみな選手です。

まだ高校野球が始まったばかり、慣れない環境に緊張もあるだろうけど、

1年生だから発揮できるノビノビとした野球をして成長して行って欲しい選手です。

今日は2点ビハインドの場面、1得点を還す活躍を魅せてくれました。

8番にも新鮮力 1年生の寺岡選手はファーストを守りました。

これからも元気いっぱい頑張って欲しい選手です。

投手陣は、登板を初めて観る2年生金村投手が先発。



これからたくさん経験を積んで頑張って欲しいなと思う投手です。

2番手には新鮮力 1年生藤堂投手。

力強い投球をする印象残る投手です。



そして観たかった赤尾投手。

高校野球ラストの時間、怪我なく思いっきり頑張って欲しい。









多可の先発投手



リリーフ投手







多可の選手たち
初めて見るユニホームが清々しい。
多可の選手たちも夏へ向かってガンバレ!

藤原選手がライト、一柳選手がショート、1試合目に続き山本選手がセカンドへ。







山本選手へ飛ぶ打球難しいね~懸命なプレー!ナイスでした!
二人とも最後の夏へ向かって走り続けて欲しい。





走塁のように気持ちも前へ・・・夏に向かって前へ。ガンバレ藤原選手!

代走に水田選手 いい走塁を魅せてくれました。

代打には高橋(憂)選手の双子の兄弟 高橋(潤)選手・・・。

じゅん選手の漢字がようやく判明。

ほんと区別が付かない・・・

が、互いの特徴をインプット!したのでバッチリ見分けがつくようになった。

ベンチワークも、お兄ちゃんへの激もナイスでした

杉本選手の打席も観られました。







ベンチでも自分の役割を笑顔で果たしてましたね。



















そしてもうひとつ、昨日は記念すべき嬉しい一打が観られました。

代打で打席に入った中根選手が高校野球初のホームランを魅せてくれました。

毎試合よく打つ選手なので、初めてのホームランというのにちょっとビックリしたくらい。

いい1本に、いつに増して最高の笑顔を魅せてくれました。

中根選手のルーティーン、打席に入る時の礼儀は1年生の時からいつの打席も変わることはない。

いつもその姿を残したいとカメラを向けるけど、これがなかなか上手く残せなくて。

今日こそは!と、その姿を残せて良かったぁ~と思ったその瞬間のホームラン!

それに慌ててホームランの記念すべき姿がイマイチすぎてかなりショック。

でも、高校野球初ホームランの瞬間をみさせてもらって嬉しかった。





















嬉しすぎてベンチは満員電車状態
仲間が居るから喜びも何十倍になるんよね


帰り際、その貴重な一球を手に笑顔で現れた中根選手と話すことができ、

メモリアルボールを撮影させていただきました。

中根選手 初ホームラン!おめでとう!

その想球その感触と共に夏へ!


・・・と、色々なことを想いながら、あの選手、この選手の姿が。

道才選手

城間選手

大江選手

林選手&田畑選手

西田選手

木場選手、宮脇選手、河原選手や前田選手、昨日残せなかった3年生もいるんだけど・・・

夏がもうすぐ始まることへ楽しみも大きいですが、残り少ないこの3年生を想うと

今からもう寂しさが湧いてしまって、夏はもっと先でもいいな・・・って思ってしまう。

昨日、試合出場する機会があった選手、なかった選手がいるのですが、

私は試合を観たくてグラウンドへ行ったわけじゃない。

最後の夏へ向かう3年生の姿を見たかっただけ。

調子を保ち進む選手がいれば、思い悩みながら進んでいる選手もいるのだと思います。

そんなみんなを見ていて、ふと頭に流れた大好きな詩があります。

精一杯頑張ってる人にガンバレ!っていうのもどうかと思うのですが、

でも!本当残り僅かな高校野球、苦しいことも辛いことも、厳しいこともラストはそこまで来ていて、

終わってからやっぱりあの時・・・と思っても、もう戻ることは絶対にできない。

だから敢えて言いたい。

もう一歩、あと一歩、バットも心もフルスイングでガンバレ!!!

そうして頑張った先には、立ち位置がどうとかというのではなく、

全ての選手へ平等に大事な気持ちがきっと心に残るから。

・・・色々想うこといっぱいあるけど上手く言えないから

頭に浮かんだこの詩を中根組3年生選手へ夏へのmessageにしたい。

みんなみんな残る時間、今瞬間をスタートラインだと思い頑張って欲しい。

チャンスはいつも君のそばにあることを忘れずに・・・。

そして、何度も言うけど怪我にはくれぐれも気をつけて、

寝不足の選手は睡眠もきちんとね

バッティンググローブの刺繍はT選手の切なる気持ち おもしろすぎやね

笑っても泣いても苦しかっても、高校野球残されている時間はあと僅かと決まってる。

終わってしまったらバカほど眠れるし、雨の中を走ることも、

サボりたかった自主走も、走りたくなっても必要なくなる。

だから残る今を頑張るだよ!

 

もうダメさ これ以上前に進めない
そんな日が 誰にだってある

だけど 雨でも晴れても何でもいつでも
その気になりゃ 何度でもやり直せる 何度でも

これからのことを思うと 負けそうになる
心配なことがあって しゃがみそうになる
あと少しだけ もう少し 強くならなくちゃ
でも 大切なことはいつも 誰も教えてくれない

だから そうだよ
くじけそうな時こそ 遠くを見るんだよ
チャンスは何度でも 君のそばに

この道の先に何が待ってるのかなんてこと わかるわけない
答えがあっても無くても YesでもNoでも
決めた道を行くしかないさ あるだろ? そんな時

青春と呼べた 時代は過ぎたのに
今でも心の奥に 風が吹き抜ける
優しい人にばかり 悲しみが降り掛かる
報われないことが ここには多すぎる

だけど そうだよ
どんな時も 信じることをやめないで
きっと チャンスは何度でも 君のそばに

だから そうだよ
くじけそうな時こそ 遠くを見るんだよ
見えない このスタートラインから またここから

きっと そうだよ
いつかきっと 真心が何かに変わるんだよ
そうさ チャンスは何度でも いつも君のそばに

いつも君のそばに 。


最後に、昨日は突然お邪魔したにも関わらず快くしてくださった親御さん方、

ご指導者の皆様、ありがとうございました。

また夏前、突然村工球児たちを見たくて伺うかも・・・だぶんしれませんが宜しくお願い致します


兵庫球児100年のあしあと 13

2018-04-23 | 高校野球

白球回想  夏の兵庫大会史

兵庫球児100年のあしあと 13 

「幻の甲子園」

多くの球児たちの夢は戦争に閉ざされ叶うことはなかった27回大会。

こんなに平和の中で野球ができる時代がやってくることを

この時代の選手たちは想像もできなかっただろうと想うと切なくなる。


戦時下に開かれ、大会の回数に数えられていない1942年の夏の兵庫大会。
開幕を伝える同年8月3日付 神戸新聞紙面


第27回大会(1941年)

〜軍事色強まり大会中止〜

軍事態勢が強まった1941(昭和16)年は異例の大会となった。

文部省(当時)は全国規模のスポーツ大会の禁止を通達し、8月に予定された全国中等学校優勝野球大会は中止。

第27回兵庫大会は1回戦10試合、2回戦2試合を行った時点で打ち切られ、優勝校は決まらなかった。


文部省通達前に開かれた41年春の選抜大会には滝川中(現滝川)が出場。

別所毅彦は腕を骨折しながら投げ続け「泣くな別所 センバツの花」と称賛された。

中軸には後に巨人などで活躍する青田昇が座ったが、戦争の影響で夏は道半ばで閉ざされた。


翌42年夏は滝川中が甲子園に勝ち上がったが、戦時下で文部省主催の

「全国中等学校体育大会」として開かれたため、元来の大会に数えられず

「幻の甲子園」と称されている。


神戸新聞  松本大輔氏

兵庫球児100年のあしあと 1
激闘の譜 第100回へつなぐ
第1回大会(1915年)~神戸二中 逆転で初代王者~

兵庫球児100年のあしあと 2
第2回~9回大会(1916~1923年)
~第2~4回 関学中3連覇~
~第5回 神戸一中 初の全国制覇~

兵庫球児100年のあしあと 3
第10回~13回大会(1924~27年)
~第一神港商 未倒の4連覇~


兵庫球児100年のあしあと 4
第14回大会(1928年)
~甲陽中 延長制し聖地へ~
第15回大会(1929年)
~関学中 昭和初期に隆盛~


兵庫球児100年のあしあと 5
第16回大会(1930年)
~甲陽中 怪腕下し3度目~


兵庫球児100年のあしあと 6
第17回大会(1931年)
~第一神港商 岸本擁しV


兵庫球児100年のあしあと 7
第18回~20回大会(1932~34年)
~新鋭の明石中 黄金期築く~


兵庫球児100年のあしあと 8
第21回大会(1935年)
~育英商、名門の道~
第22回大会(1936年)
~育英商V2、全国区に~


兵庫球児100年のあしあと 9
第23回大会(1937年)
~滝川中、念願の初優勝~


兵庫球児100年のあしあと 10
第24回大会(1938年)
~甲陽中、別当 薫が君臨~


兵庫球児100年のあしあと 11
第25回大会(1939年)
~関学中 戦前最後の甲子園~


兵庫球児100年のあしあと 12
第26回大会(1940年)
~北神商 最初で最後のV~