1993年にIBMブランドで発売された
IBM 「ThinkPad 220」

サブノートの先駆けというマニアもいますが
PC-98HA(1990年発売)など、このサイズは過去にもある。

「IBMブランドで」と書いたのは
IBMが開発したわけではなく
ライオスシステムという企業が開発したから。

とはいっても、ライオスシステムは
リコーとIBMの共同出資会社(出資比率は共に50%)。
リコーはリコーで

1990年に 「MAGUS」 という謎の軽量ノートPCを
発売していた経緯がある。
(AX協議会、OADGなどにも参加せず、そのまま撤退)
謎なのは、「MAGUS」 発売と同時期にライオスシステム発足。
そして3年もの長期間でやっと出てきた
モノクロディスプレイの220。
それもIBMブランドのみでリコーの影も無し。
IBMとリコーが何を目指し、ライオスシステムに何を期待していたのか。
当時ライオスのスタッフと話をした。
「自立を求められているのでOEM供給先を探している」
とのことだった。
謎のは深まるばかりだった。