VAIOフィーバーに沸く1998年。
各社、薄型銀色B5サブノートパソコンを発売する中、
Panasonic から発売されたのが、見るからにぶ厚い 「Let's note S21」
B5サイズはすでに前年発売の 「VAIO 505」 が市場を独占。
さすがに売れ過ぎてしまい品薄となり、余りモノを残りの各社が争奪する展開。
それにしても無理やり感が強いツートンカラーや
時代遅れなトラックボールとそれを搭載するための厚さ
人気が出ないのは明らか。
それでは戦えないのはわかっていながら
限定発売で 「シャンパンゴールド仕様」 なるモデルまで発売。
それも 「付属品」 の外付けFDDは黒のままという片手落ち。
「売り切り目的?」 と陰口を囁かれても仕方がない状態だった。
そして、この年の暮れに新モデル 「S51」 が発売される。
やっと光学式トラックボールと決別し、タッチパッドタイプを搭載し
やっと他社並みまで到達したが、東芝、NEC、シャープなどの後追い。
いわゆる 「時すでに遅し」。