東芝 Libretto は初代となる 「20」 は1996年に登場。
当時、世界最小・最軽量のWindows 95搭載PCとして話題を集め
その後も細かなマイナーチェンジ、グレードアップを繰り返し市場を拡大。
ほぼPDA(携帯情報端末)を駆逐した後に出てきたのが
1999年発売の 「TOSHIBA Libretto ff 1100」

1998年発売の 「SONY VAIO C1シリーズ」 を意識したのか
ヒンジ部中央に CMOS カメラ 「SCOOPY」 を搭載。

前作では 「退化」 などと言われたVGAのLCDに決別。
800×480の7.1インチTFT液晶を復活させるなど、Librettoらしさが戻った。
また、パソコンを閉じたままでも操作可能なワイヤードリモコン
「i.Shuttle」 といった機能を付加するなど、新しさをアピールした機種だった。

CPU には MMX Pentium266MHz、OS は Windows 98 といった
ビデオテープサイズにデスクトップパソコン同等の機能が入っているため
データやアプリの互換性という面からも、完成度が高く、人気が高い製品だった。
これは、開発の継続性、改善、学習によるところが大きいと個人的に感じた。
カタログの隅に 「DynaBook10周年」 と書かれているが
歴代の Libretto に 「DynaBook」 の冠が付いたことは無い。