1996年、シャープが発売したPDA
品名は 「液晶ペンコム」
品番は 「PI-7000」
大ヒット商品だったこの製品で最もインパクトがあるのが
愛称 「ZAURUS/ザウルス」

品名や品番(型番)は憶えていなくても
愛称が浸透した製品。

1995年にIBM「ParmTop PC110」(チャンドラ)で搭載された
ウイングジャックを採用し、メール送受信だけでなく
通信機能でポケベルにメッセージを送信できるなど
流行をとらえた仕様が受け入れられたのと同時に
当時は高額だったパソコン・PDA市場に
上位機種で93,000円という低価格は衝撃的だった。

それまで 「電子手帳に毛が生えた程度」
「10万円以上のメモ帳+アドレス帳」 などと言われていたPDAが
市場ニーズをとらえ、便利ツールとしていよいよ受け入れられたという製品だった。