「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

「国民に知らせ隊」ブログ閉鎖のお知らせと、マスコミの弱腰報道

2010-09-25 | その他
お知らせがずいぶん遅くなってしまいましたが、
「国民に知らせ隊」という、一般の主婦の方がやっておられた
とても可愛らしくて情報も豊富な素晴らしいブログが
悪質な反日勢力の脅迫と管理人さんの実生活の事情などにより、
閉鎖されてしてしまいました。

管理人さんは今後はあまり頻繁には活動されていないようですが、
以前ブログを訪れていた方は、以下の場所に来ていただきたいとのことです。
http://chirashihokanko.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=12769381

反日勢力がいかに最低か、よく分かりますね。
あれで正義面しているんだから、本当に許せない。

お知らせは以上です。
あとは今話題になっているものの中から少し。


<尖閣諸島問題の一番の戦犯はマスコミ>

日本の弱腰外交、ここに極まれり、という感じで、見事に釈放しましたね(笑)。
しかも中国政府は謝罪と賠償を求めると言っているとか。
謝罪と賠償すべきなのは自分だろ?としか言いようがないですが。

ここまで他国からどう思われるか気にしない糞声明を出せる中国政府の真似を、
1%でもいいから日本も実践してみるべきでしょう。
それが国際社会の一員になる第一歩です。

日本側を見れば、まさに管内閣らしい、最低の弱腰外交ですが、
仮にこれが自民党政権だとしても、毅然とした対応ができたかどうかは疑問です。
そのくらい日本の弱腰文化というのは根深いものだと思います。

しかしその政府の対応以上により問題があると思うのは、マスコミの報道です。
政府が最低の弱腰外交なら、さらにそれを上回る最低中の最低の弱腰報道がマスコミです。
特に最低だと感じたのは、

「事件について、中国人の意見ばかりを垂れ流し、日本人の意見を放送しない」

これは、いつも言っている「他国の目を病的に気にする特性」が出たものです。
もはや病気の域に達しています。あとは、

「日本の不利な点(経済面も含め)だけ延々と報道する」

これも、国民に「譲歩した方がいいのでは」という洗脳をしているのに近い。

一番とっさに考えるべきなのは、「逆の立場ならどうか」ということです。
中国のマスコミが中国についてこういう報道をするのか?
絶対にしないでしょう。
中国は共産党にマスコミを抑えられてるから仕方ない?じゃあ韓国はどうですか?
どっちにしてもこんな弱腰報道は絶対にしないでしょう。

政府と違い、マスコミは1つの発言で外交に大きな支障をきたす訳でもなく、
政府と違い、いくらでも表現の自由を与えられている機関です。
にもかかわらず、この弱腰の「配慮」は一体何なのでしょうか?
より簡単にできること(マスコミが批判すること)をしない方が、より罪は重いのです。

しかも政府の方も、マスコミの報道の状況を見て政策判断することもありますから、
マスコミのバックアップがないと、政府も強気には出にくいのです。
こんな弱腰報道をしている国は、世界で日本しかないでしょう。
これまでの日本の弱腰外交の大半は、マスコミに原因があると思います。

<管談話の弊害>

あとは、これは直接的には管内閣の落ち度ですが、
(間接的にはマスコミの落ち度でもありますが)
悪名高い「管談話」も今回の事件の遠因になっています。
中国に「日本には脅しをかけて強気に出ないとやはり損だ」と思わせた点です。

ここ数年、中国では以前よりは反日扇動を控えていた。
その理由は経済的な理由もありますし、小癪に感じる韓国をけん制する意味もあったでしょう。
特にスポーツなどでは、日韓戦になると露骨に韓国を貶していたそうです。
しかしその結果が、あの管談話でした。
ずっと日本に脅しをかけていた韓国にだけ謝罪し、
日本にアメを与えていた中国(と中国は思っている)には謝罪しない。
これは日本にはもっともっとムチを振って脅しをかけなければ、と。

管談話が悪いから中国の対応が悪くない、などと言うつもりは1%もありません。
悪いのは管政権ではなく、中国政府のヤクザ外交です。
それとは別に、管談話の弊害について批判的に述べた訳です。
それだけ最低の談話だったということです。

(追加)

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100925/plt1009251327002-n2.htm

見出しに「日本が非難の的?」などと書いて、
この期に及んで日本が他国からどう見られるかばかり気にする病気が続いているようですが、
中国政治外交史の横山宏章・北九州市立大教授のコメント、

 「中国は南シナ海の南沙諸島でもベトナム、マレーシア、台湾、フィリピンと
領有権を争っています。埋蔵量200億トンとも言われる大油田とガス田の
“宝の山”に目を付け、次々と海域の島々に軍事施設を建設し、1992年には
一方的に南沙諸島全域の領有を宣言しました。ただ、尖閣問題と決定的に異なるのは、
中国と敵対する他の国々が徹底抗戦していること。
今回の日本のふがいない対応とは雲泥の差です」

は参考になります。

日本はアジアの中でも経済力は高くても、
他国の目ばかり気にする特性のせいで、外交は最低レベルなのは確かでしょう。

13 コメント

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出来ないとしたら、全てはとうの昔に終わっている… (かず)
2010-10-01 23:11:41
ご無沙汰しております…。
もう彼是2ヶ月くらいコメントを記していない、どころか誠に勝手ながらアクセスさえ控えている状態でした…。
確か前回か前々回のコメントで、あれこれ記したい云々と述べたと思いますが、記すにしても、記したい事柄が膨大過ぎて(+根本的な知識がなく、少なくともネット上で検索して情報収集せねばならないものもある為、その手間を惜しんで…)、一度首を突っ込むと止まらなくなる厄介な性格を考慮し、閲覧さえ控えていました…。
フリーメールも数ヶ月間閲覧さえしなかったので、パスワードを忘れ去り、アクセス出来ず、実質放置状態。
ハーグさんのブログにも半年アクセスせず。
その他、保守系ブログも最近はアクセスしていない状態です。(アクセスするとクローズアップされている問題に焦躁したり、見解の相違にイライラ、不安感を抱くだけなので…)

僕以外にも度々コメントを記されていた、ふしぎさんも最近はコメントされていないのでしょうか。
時事問題(政治・経済等)や、歴史・文化、社会心理等、社会的な事柄に関心を抱き、論理的、いや、頭でっかちになりがちな男という生き物とは違い、普段、生活に即した事柄や、ファッション、化粧品等、美に関した事柄、流行を追いがちな女性、それも日々に生活や近所付き合い(特に田舎の場合)、子供が居るなら子供の世話に追われているだろう主婦の考え、直観をコメントしていただけるのは非常に有難いことだったのですが…。

>反日勢力がいかに最低か、よく分かりますね。
あれで正義面しているんだから、本当に許せない。

それが一般の大衆に殆どと言っていいほど伝わっていないのが問題です。
保守派・護国派・ネットの保守言論が効果的と思われる方策を立てて実行に移すことをがまだまだ出来ていない、大衆もそういう事柄(特に政治や思想に関した事柄)には関心がない、疎い、忌避し易いですからね…。(何かおかしいと思っている人は居るでしょうが…)

>そのくらい日本の弱腰文化というのは根深いものだと思います。

マスコミであろうがネットであろうが、まだマシな部類で「抗議しろ」「圧力掛けろ」と言った、医療に例えると対症療法?を行えと医者に迫るだけで、根本的な治療をして、病原を取り除こうとする努力を双方で行おうとする形跡が何らみられません。
これでは病が進行し、死にどんどん近づくだけ。
陰謀論の様に言えば、病院や薬を製造している製薬会社、許認可権を握る役人が漁夫の利を得る、儲かるだけ。
対症療法の主張・進言は良いのですが、根本的な問題を是正することにも目を向けないと、新たな問題は頻出するばかりです。
約4年前、NHK(苦笑)の教育テレビで放送されている「知るを楽しむ」という番組にて、「だから失敗は起こる」と題して8回にわたり、人間が日々起こす失敗の研究と、その失敗から新たな失敗を防ぐ術や、新たなものを創造する力(通称・失敗学、提唱者・畑村洋太郎氏)を身につけることを目的とした特集を放送していました。
その番組内容に興味を惹かれ、NHK出版から販売されている、放送内容を纏めた書籍を購入したのですが(普通なら、こういう経営手法が大々的に批判されて然りですが…)、最近たまたまその本を引っぱり出してきて、色々と応用出来る事柄があるなぁと思ったので、その本から一部内容を引用し、コメントします。

①事故が起きたとき、たとえ安全を守るためのシステムがうまく作動しなかったとしても大きな危険を及ぼさないようにする考え方を「本質安全」。 安全を守るためのシステムを取り入れて、危険を防ごうという考え方を「制御安全」という。
男児の頭が回転ドアに挟まれて亡くなった事故を例にとると、「重さを軽くして、ゆっくり動かす」ことで最悪の結果を招かないようにする。これが本質安全。
「センサーを取り付けて、何かが挟まったときに回転ドアをストップさせる。」これが制御安全。
万が一、センサーが作動しなくても、本質安全を目的とした事故防止策を施していれば、最悪の事態に陥ることはない。
今の日本に当てはめると、前者の本質安全ではなく、後者の制御安全、つまり何かが起こった時に問題に対処すればいいという、怠惰な空気に包まれているのではないかと。

②人に危害が及んだ、あるいは及ぼす可能性が高い事故に対し警察が捜査をし、事故を引き起こしたとされる責任者達が裁判にかけられるが、それは事故の原因究明の為ではなく、言わば、事故を起こしたとされる責任者を糾弾する為に開かれるもので、次の事故を防ぐ為に警察や裁判所が事故原因を何から何まで解明するのではない。
あくまで誰に責任があり、どれだけの罪を問えるかを調べるだけ。
刑法学者は責任追及をすることが抑止力に、多くの国民は責任追及も原因究明も司直が行ってくれると思っているが、それは大きな間違い。
無論、責任の所在を明らかにさせることは重要ですが、次の惨事・失敗を起こさない為に、原因究明を優先させ、事故に関わった当事者達が口を塞ぐことなく、何があったか等を包み隠さず喋らせる環境をつくり、その後必要な責任追及を行うべきではないでしょうか。
今の日本に当てはめると、担当者の責任追及、というかストレス発散や自分が思う「正義」の発露を兼ねた吊るし上げを行えば、問題が解決するという空気に包まれている気がしますが、それは根本的な問題を解決することには何らならないのではないかと。

③その分野に精通している人なら誰でも知っている、あるいは言葉にしなくても経験を通じて暗黙のうちに身につけること、通称「暗黙知」の理解不足。
回転ドア事故に当て嵌めると、「ドアは軽くてゆっくり動かさなければ危険。ドアが重くて速いと重大な事故を起こし易い。」という様に、知らないと失敗に繋がる可能性があるものは、積極的に文章や図式、数値化する等、あからさまに見える形に変えて記録したり、皆に分かり易い様に伝える。
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出来ないとしたら、全てはとうの昔に終わっている… (かず)
2010-10-01 23:12:28
今年、原付の免許を取得したことに自信がついたのと、時事や思想系の話題から遠ざかりたいが為に、普通自動車免許を取得する為に自動車学校に通っていたのですが、その学科の授業でも度々出てきたのが、「だろう」運転について。
「ひょっとしたら○○かもしれない」ではなく、「歩行者が自分の車に気付いて止まってくれるだろう」「対向車は来ないだろう」といった、「だろう」運転。
これらを保守言論に置き換えると…。
日本人が得意とする、何も言わないでも相手は分かってくれる「だろう」という「美徳」と、自分勝手な「推測」にしがみつき、自分の考を披露することや、論争にばかり固執し、具体的な行動が伴っていない。
これは組織運営(統括者・従事者問わず)だけでなく、社会生活全般にも当て嵌まることではないかと。

④ある私鉄の運行責任者が失敗学の提唱者である畑村洋太郎氏に話した悔恨。
この運行責任者は自らの経験から、線路の入れ替わりが行われる部分でゆっくりとカーブを曲がると、電車の安定が悪くなる現象(せり上がり)があることに気づき、運行責任者になって以後も十分に気を付けていたものの、責任者になって1ヶ月目に恐れていたせり上がり脱線が発生。これは放っておいてはいけないと徹底調査をし、車両のアンバランスを10%以内に抑えれば事故は起きないと結論づけ、その基準に満たした車両に置き換えました。
その責任者は、「こうした現象は日本中どこでも起こっている。徹底的に追及して十分な対策を施さなければ、どこかでまた同じ事故が起きてしまうだろう。だとすればこの情報を自分達だけがもっているのはよくないこと。そう考え、鉄道各社へ連絡網を通じてこのことを発信した。これでみんなが読んでくれるから安心だ。」
そう思った矢先に起きたのが、2000年3月に起きた日比谷線の車輪のせり上がりによる脱線事故(死者5名・重軽症者63名)の報道。
状況から考えると自分達が起こした事故と全く同じであることは明らかでした。
その責任者は語ります。
「私は、情報を発信したからみんなが読んでくれたと思っていた。ところが、事故が起きたということは、私の情報はまったく向こうに伝わっていなかったことになる。発信したからよいとい自分の考えの何と甘かったことか」
こういったせり上がりによる脱線事故は、日比谷線だけでなく半蔵門線等、他の路線でも起きていたものの、客を乗せない回送電車で車庫内で起こした事故だったので監督官庁への報告は為されず、また報告義務もありませんでした。
こういった失敗を伝えないが為に、起きてしまう新たな失敗・惨事というのは数え切れないほど発生してるのではないでしょうか。
別に大きな事故に限りません。会社や家庭内での意志疎通の不全等もそうでしょう。

⑤2004年10月に発生した新潟県中越地震(死者51名・負傷者約4800名・全半壊住宅約17000棟)の揺れで、上越新幹線の“とき325号”も長岡市内で脱線しました。
しかし、阪神淡路大震災の時と違い、橋脚の崩壊は全くありませんでした。
JR東日本が阪神淡路大震災を教訓に、地震の起こり易い地域の高架のうち、補修が必要と思われる3000本について97年までに補修を完了。
更に2003年の宮城県沖地震で補修から漏れていた橋脚約30本にひび割れ等が見つかり、約15000本の補修を行いました。(それでも、未だ見つかっていない活断層は数え切れないほど存在していますから、ほぼ全ての橋脚やトンネル等を補修しなければ安全とは言えないでしょうが…)
だからこそ、橋脚が崩壊し、車両が約150人の乗客もろとも落下する大惨事には繋がりませんでした。
しかし、マスコミは「新幹線の安全神話の崩壊」といったセンセーショナルな報道を展開しました。部数や視聴率が一つの生命線(いざとなれば公的援助等を求めると予想されるので、こういう表現に)であり、自らの力を誇示したり、大衆のマスコミ批判をかわす等の目的の為、こういう報道を展開するのは当然でしょうが。
「予測した失敗」、つまり回避することが出来た失敗は報道しないのです。
成功はもとより、日々問題に取り組んでいる人々・現状は一切報道せず、事が起こった時に一斉に吊るし上げ報道(対象は自分達にとって害が薄いだろうと思われる、あるいはマスコミの存在を揺るがすかも知れない、マスコミにとって都合が悪い人々)を展開する。

⑥失敗の原因は多層に重なっている。
*未知との遭遇(未だ遭遇したことがない失敗)
以下、上になるにつれて社会性、下になるにつれて個人性が強くなる。
*社会システムの不適合(福知山線脱線事故を例にすると、利便性を強く求める日本社会そのもの)
*行政・政治の怠慢(組織怠慢・政治判断)
*企業経営不良(組織構造不良・企画不良・経営不良)
*組織運営不良(運営不良)
*個々人に責任のある失敗(無知・不注意・不順守・誤判断・検討不足)

結構内容・コメントを省きますが…、一番上段の「社会システムの不適合」が招く失敗が非常に多く存在しているのではないかと。
結局、最初の方で述べた「対症療法ばかりに偏り、根本治療を目指す努力が何ら垣間見ることが出来ない」という点に繋がります。

それと、失敗原因の分類とヒヤリハット(ハインリッヒの法則)について。
・失敗の分類
(1)無知(知識不足、伝承無視によって起こるもの。解決法は勉強あるのみ。 個人に起因する原因)
(2)不注意(十分な注意を怠ったことによる失敗。 個人に起因する原因)
(3)手順の不順守(決められた約束事を守らない事で発生。連絡不足、手順の無視等。例・99年に発生した東海村JOC臨界事故。 個人に起因する原因)
(4)誤判断(状況の判断ミスが原因で起こる。 考え足らず・考え落とし等。 個人に起因する原因)
(5)調査・検討の不足(決定に至るまでに十分な検討を怠ったことによる失敗 個人に起因する原因)
(6)制約条件の変化(当初想定した使用環境や経済環境等の条件が時間の経過と共に変わることで起こるもの。 個人・組織の何れの責任にも出来ない原因)
(7)企画不良(企画、計画そのものに問題がある失敗。トップに権力が集中する組織で起こり易い。 組織に起因する原因)
(8)価値観不良(自分達の価値観が周囲と違っているときに起こる 組織に起因する原因)←個人にも言えそうですが…
(9)組織運営不良(組織自体がきちんと物事を進められない事で発生する。大手百貨店の経営破綻等。 組織に起因する原因)
(10)未知(世の中の誰もが知らなかった原因で起こる。 特にこの失敗から生まれる発明・新たな視点が多い。 誰の責任でもない原因)

・ハインリッヒの法則(アメリカの損保会社の調査部長だったハインリッヒ氏が提唱した法則。 1件の惨事・大失敗の裏には、329件の「ヒヤリ」「ハット」があるというもの)
*300件の「怪我は無いが“ヒヤッ”とした体験」がある。(クレームではないが、秘かに危ないと思った、認識された潜在的失敗)
↓↑
*29件の「かすり傷程度の軽災害」がある。(軽度のクレーム程度の失敗)
↓↑
*1件の「重大災害(惨事)」がある。(世間で問題とされる大失敗)

これはどの世界にも応用出来る法則です。

⑦マニュアルに則るばかり、「自分ならこうする」という考えが無くなる。
全体を見渡せる位置に居る筈のリーダーが視野狭窄に陥ることにより生み出される失敗だけでなく、組織が成熟するにつれ、各自の役割が固定化し、効率化を求めて業務がマニュアル化され、それを正確に順守ことばかりに目がいく。
そうすると、役割と役割の間に隙間が生まれ、大きな失敗の原因となる。
「こうしなさい、ああしなさい」と言われて仕事を漠然としているだけでは、ミスを何度も繰り返すばかりでなく、取り返しのつかない大失敗を引き起こしてしまう。
ミスをしたら、何故ミスを犯したのか、伝承やマニュアルに背いて失敗したのなら、何故そうしなければならないのかを自分の頭で繰り返し考え、物事を理解する、理解し様とすることが大事だと。
畑村氏流に言えば、「組織を立て直すためには、個人が主体となって、精神的にも能力的にも力をつけて、自らが“真のベテラン”となることが必要」
「リーダーが集まって組織の構造や制度を変えていくことが大事なのではありません。リーダーだからと言って、その人が“真のベテラン”であるとは限らないのです。それぞれの個人が自立して考え、組織全体でその考えを共有していく それが、失敗をなくす最も確かな道と言えるでしょう。」
(逆に偽のベテランは、マニュアルに記されていることを、いかにミスなく素早く行うかにのみ熟達した人)

最後に氏は以下の言葉を述べています。(予め用意された台本のセリフかも知れませんが…)
「これを実現していくためには、このテキストでたびたび述べてきたとおり、“責任追及”ではなく“原因究明”を優先させるよう、日本の社会全体の意識を変えていかなければなりません。“責任追及”だけでは、次の失敗を防ぐことはできないのです。皆さんの心の中に“原因究明”の意識が芽生え、少しずつ成長して、広がっていくことこそ、やがて日本に、失敗を生かし、再発を防止する風土が定着するきっかけになると私は信じています。」

殆ど「だから失敗は起こる」の引用になりましたが…、要するに根本的な治癒をしようと努力せず、ただ傍観しているか、騒ぎに加勢するか、関心さえ抱かないこの風潮、民族性では、同じ失敗を繰り返すどころか、取り返しのつかないより大きな悪しき失敗を招き、病の悪化を加速度的に早めてしまうだけではないかと。

民主党政権誕生や土下座外交、韓流を初めとした自然な国際交流の域を超えた文化の強制(どこの国でもそうですが、特に日本は経済の流れに無理矢理にでも乗せれば、供給側も需要側もそれに即した行動を取り始める気が…。twitter然り)等は、所詮、1つ1つの事象でしかない。
しかし、殆どの事象・事柄は連動しており、それらの事象を生む根本的な問題の解決を目指さない限り、失敗の再発を防ぐことは疎か、悪化あるのみです。
俯瞰して、自分の立ち位置を把握し、今後、自分達が生きていく為に一体何をすべきなのか。
最低限、自分を脅かす、あるいは脅かすだろう事柄を把握し、考えたり行動を起こしたりすべきなのですが…。
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>かずさん (太一)
2010-10-02 19:44:27
かずさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

保守系サイトめぐりを中断されたのはよいことだと思います。
一般国民が接している情報とかけ離れた情報だけに接していると、
問題の所在が見えにくくなってしまうこともあると思いますので。

あと一般マスコミの動向を一応はチェックされておいた方がいいと思います。
それはテレビや新聞を見るということではなく、ネットで一般記事のタイトルを見ておき、
特にワンパターンで不愉快なものは中身を見ないでおくと
精神的にも落ち着くと思いますよ。

今回の記事で私が取り上げたのはもちろん例の尖閣諸島問題ですが、
大いに腹は立ちましたが、平和ボケの国民の目を覚まさせる意味では、
前向きに解釈すべきとも思っています。

それから、私が政府よりもマスコミを批判しているのは、
政府は「取り返しのつかない事態を恐れて慎重に動く」ことはありますが、
報道の自由が手厚く保障されているマスコミはそのような恐れを抱く必要がないので、
毅然とした報道をする上での障害が少ないから、やる義務がある。
しかしその義務を果たしていない。という点を批判しています。

>根本的な治療をして、病原を取り除こうとする努力を双方で行おうとする形跡が何らみられません

いつも私が申し上げていることと共通すると思います。

ただこの病気は、日本が島国として長い年月をかけて作ってきたものですから、
おそらく根本的に治癒することは不可能なものでしょう。ですから、
「国際社会のルールは違うんだから、国際問題に限って頭を切り替える」
という訓練を続ける必要があると思います

そして何より、病気を根本的に治す前に、
まず「自分たちが病気であることを認識すること」が先だと思います。
病気の存在を認識していない段階で治すことなど不可能です。
病気を治す前に、まず病気の存在を認識し、病気と向き合うことが必要だと思います。
しかし残念ながら今のマスコミも一般国民も、その病気の認識自体が十分ではない。

>担当者の責任追及、というかストレス発散や自分が思う「正義」の発露を兼ねた
>吊るし上げを行えば、問題が解決するという空気に包まれている気がしますが、
>それは根本的な問題を解決することには何らならない

それは私が常々申し上げている日本の根本的な特性の問題を解決するために
考える必要のあることでもありますが、
同時にその言い方ですと、左翼思想を肯定することになるような気もします。例えば、
「犯罪者も罰しないで、社会の方を変えるべきだ」という思想につながりやすいと思います。

私は、根本的な解決も必要ですが、
時には一部の人が「つるし上げ」と呼ぶような批判も必要だと考えています。
なぜなら、日々の生活に追われる一般人が問題の所在を認識するには
事実上その方法しかないからです。
なにせ問題を認識すらしていない一般人が多い訳ですから、段階的にはそちらが先でしょう。

>「歩行者が自分の車に気付いて止まってくれるだろう」
>「対向車は来ないだろう」といった、「だろう」運転。

これは保守よりも、左翼の問題だと思います。

「9条があれば中国が軍事的に圧力をかけてくることはない」

こうした言説が今回も見事に覆された訳ですが。


確かに、保守の無力や無策も問題ではありますが、
それを先に責めるのは妥当ではないと思います。
ネットではなく、一般のテレビなどを見れば一目瞭然ですが、
出ているのは日和見のノンポリと一部の左翼で、保守などほとんど出ていません。
保守は裏社会(ネット)では有名でも、実社会の表舞台(テレビ)に出ていない。
誤解を恐れずに言えば、「ホームレス」のようなものです。

そんなホームレスばかりわざわざ取り上げて批判することに、
私はあまり意味があるとは思えません。
ホームレスが社会復帰する努力を怠っている点を批判したとしても、
常に一定数のホームレスが存在することは避けられないと思います。

それよりも、何より一番悪いのは外国の権威を傘にきた左翼であること。
一般国民はこのことすらまだ十分に認識していないのですから、
まずは左翼批判を展開することが先決だと思います。
そういう段階の国民に、先に進み過ぎた保守批判ばかりぶつけるのは、
誤解を生む危険性が高いと思います。
返信する
開いた口がふさがらない(笑) (ふしぎ)
2010-10-06 23:07:51
かずさんにも「コメントしてないの?」って呼ばれたので(笑)・・・ご無沙汰しておりました。
私の年になりますと「更年期障害」で結構やばいんであります。しかもぎっくり腰やってしまった(笑)だもんでスマートフォンでネットサーフィンしてるとなかなかコメントまで手が回らず・・・なんて前置きはこのぐらいに。

「国民に知らせ隊」のブログは「どうしたのかな?」って思ってましたがやはり想像通りで残念です。実はフィギュア系のブログも更新が停まってしまったり色々あります。これも韓国の異常な嫌がらせから目覚めたフィギュアスケートファン達が、活動を始めた途端に「保守系」と同じようにやり込められています。テレビを支配し終わったんでネットに本腰入れて「言論封殺」に走りだしたってとこでしょうか・・・
ネットストーカーって言うらしいですね。とことん追い詰めて確実に一つずつつぶしていく作戦の様です。ほんまに「言論の自由」は左以外にはない状態になりつつあります。

尖閣諸島の事件ですが、船と船員を返した段階で「これはあかん」と覚悟できてたので「左翼政権はこんなもんか」ってぐらいの怒りでした(苦笑)ハッキシ言って、びびんたの菅総理はやり手じじいの仙谷さんが旨くやってくれる事だけを期待しって感じでしょうか。だから総理が外遊の時に仙谷さんがちゃちゃっと始末して、帰国した総理は言い訳だけすればいい状態。間違ってますよね。誰も責任をとらないなんて・・・

「こちらが何もしなければ相手も何もしてこない」と言い続けた「左」さん達。今回の中国はどうでしたか?誰も口を開きません(苦笑)都合が悪くなるとだんまりを決め込み、さらにつつくと「こんな状況を作り出した今までの政権が悪い」と言い出す始末。現実を全く見ていない事はここに来ていらっしゃる人達は百も承知ですが、当の本人達がこうなってもまだ「お花畑」に隠れていらっしゃる。ボケ~ッ!カス!って耳元で怒鳴ってやりたい。
彼らの大嫌いなアメリカさんに守られた平和を、均衡が崩れると中国が侵略してくると言うのに片眼をふさいで「戦争」を引き寄せてる自覚がない。保守を「戦争好き」と叩く時は威勢がイイのに、自分達が引き寄せてる「危機」に責任を負うわけでもなくさらなる「対話」を求めるなんざ、ほんまに開いた口がふさがりません。
行動しないからとかいろんな理由で「保守批判」をそこかしこで見かけます。そう言う人の多くは「左も右も国の事を考えてるのは同じ」なんて言います。そうでしょうか?確かに外国のリベラル・保守はどちらも自国の利益が一番ですが、こと日本に関しては「左」は「売国」です。
「売国」・・・大嫌いな言葉で使いたくもないんです。でもこれ以上適切な表現が見当たらない。「国」の概念を持ち合わせず「国」を守ろうともせず口先ばかりの「国民の生活」「最小不幸」などと言う。なのに一番真っ先に自国民の格差解消より、外国人と自国民の格差解消をしようとする。これは「国」がなんたるかをわかっていない証拠。「住民」=「国民」だから、外国人も日本人と同じ権利を持つべきだと「法の下の平等」を振りかざす。その「法」は日本国民に対してだけ有効なんですけどね(笑)

太一さんが言われるように
「中国は無茶しよる」って少しだけでも認知された事は良かったと思います。現場の海保の人達の努力が報われる。どっちみち中国の圧力をかわすことすらできない政府ですから、中国に要求された事を言い訳しつつ責任転嫁しながらやり遂げると思います。その時もまだ「自民が悪い」と国民が言い続けるのならこの国は滅びるしかない。民主の政権であと3年もやられたら、日本の根幹がつぶされてしまうし復活は厳しいと覚悟している今日この頃です。
返信する
正直言って、もう何ものかも駄目だなぁと… (かず)
2010-10-09 02:54:11
最初に…、前回記した失敗学の話は様々な事柄に応用出来るものです。
この失敗学に限らず、知識や経験は様々な事柄に応用、転換して活用することが出来ます。
その知識や経験の応用・転換と、活用がネットの保守言論や、保守・護国派等々に結構欠けている気がします。

>太一さん
>ネットで一般記事のタイトルを見ておき、
特にワンパターンで不愉快なものは中身を見ないでおくと精神的にも落ち着くと思いますよ。

僕の場合、現実が理想と掛け離れていることに苛立ちを覚え、常に焦燥しているか鬱に陥っている状態なので、記事のタイトルを見たとしてもその状態が変わることはないと思います。
逆に、マスコミやどこぞの連中に都合のいい報道の仕方や、小規模であろうとも左派・反日系のデモは報じる代わりに、保守系のデモは一切報じない現状等に、更に苛立つ、あるいは落胆するだけです…。
(それだけ原理主義的、利己主義的資質を有しているということですが…)

>報道の自由が手厚く保障されているマスコミはそのような恐れを抱く必要がないので、毅然とした報道をする上での障害が少ないから、やる義務がある。
>しかしその義務を果たしていない。という点を批判しています。

僕も全く同じ思いを抱いています。
今回のエントリーで太一さんが取り上げられた「国民に知らせ隊」さんのブログ。
僕は正直、閲覧した記憶が無いのですが…、「マスコミが報じない=大多数の国民が関知しない≒無かった事、存在しない事」、マスコミが纏うイデオロギー・報道姿勢が世論形成に極めて重大な影響を与えている現実、マスコミや広告代理店が作り出すブームに踊らされ、経済や文化面からの侵略に、大多数の国民が気付かない、あるいは迎合している現状、現実をよしとせず、ネットを介して国民に対し、マスコミが報じない事柄を懸命に伝えようとする姿勢は非常に感服します。
(そもそもブログを開設出来るだけの能力、肝も無い自分が、必死に努力して継続、維持し続けてきたブログや、運営者の方を兎や角言う立場にはありませんが…)

しかし、ここ数年マスコミ報道に接して、良くなることは皆無、寧ろ悪化の一途を辿っています。
また、平和維持・犯罪抑止、情報の共有化等を名目にして、特にネット言論に対する介入を図り、不都合な言論を排除し様という流れが明確になってきました。
(著作権や、知的財産権、肖像権等、新たな概念や権利の保護を盾にして、情報を寡占化する動きもみられますが…。 逆に特許は外国に駄々漏れ…)
ネット上でも「ネトウヨ」排斥の流れや、マスコミや世論の流れに従い、児童ポルノに関連する事柄は極力出さない傾向が感じられます。
(犯罪者を出さない様に努力するのは良いのですが、それが統計等、集積されたデータに基づき、様々な側面から裏打ちされたものでなかったり、単純に「○○オタクだから」というレッテルにより排斥する。更には言論にまで影響を及ぼすとなれば、話は別です)
無論、保守・護国系や、現状に危機感を抱く人々がネット等を使って積極的に情報を発信していくことが重要なのですが、この様な現状、というか惨状の中で、果たしてどこまで努力が実っているのか、疑問に感じます…。(発信者が少ない、僕の様に愚痴るだけで何ら努力していない連中が多いというのもあるでしょうが…)

>報道の自由

そもそも、表裏一体となっている努力や責任を無視して「自由」「平和」という言葉を余りにも軽々しく使う風潮や、愚痴をこぼすだけでそれ相応の努力もせぬまま「我々は庶民だから~」という言葉を使って問題から目を背け様とする、あるいはエゴを曝け出す国民の態度にも苛立ちを覚えます…。

>おそらく根本的に治癒することは不可能なものでしょう。

そう思います…。
国民性に関する根本的な問題は別として、大東亜戦争、あるいは明治維新以後の近代化において発生した諸々の問題(現行憲法等による安全保障政策への悪影響や、現行憲法にみる現代人の精神性?、近代化や敗戦・日本人の寄らば大樹の陰という精神性によって招かれる外国勢の侵略等)をなるべく解決させる方向にもっていかないと、もうどうしようもないかと…。

>同時にその言い方ですと、左翼思想を肯定することになるような気もします。
>例えば、「犯罪者も罰しないで、社会の方を変えるべきだ」という思想につながりやすいと思います。

そう仰るだろうなと予感していました。
僕は執拗にバランスを取ろうとする傾向があるので、バランスに固執する余り、現実的な効果を考える能力に欠ける様です。
非現実的な左翼思想に繋がり易いというもの尤もですし、犯罪者を罰するのは当然のことです。
しかし、罰することばかりに気を取られることで、原因究明が有耶無耶になり、これから起きるだろう犯罪・惨事・失敗等を防ぐ、最小限に抑えることが出来なくなる可能性も十分にあると思います。
また、少々話は逸れますが…、「ドラえもんがどうにかしてくれると思った」等という立証し様もない気が狂った発言は別として(心神耗弱・心神喪失認定を狙っての発言でしょうが、そもそも罪を犯す時点で皆心身喪失状態と言える気が…。心神喪失状態ではないとしたら、罪を犯すことが正常だとプログラムされた人間ということになる様な…)、遺族には非常に心苦しく、また故人・被害者の名誉を傷付けるものだとしても、どんな些細な証言(その証言を裏付け出来るだけの証拠が初めからあるに越したことはありませんが…)でも、事件・事故・惨事の構図や責任の有無を明らかにする為、また次の惨事を防ぐ為にも、裁判や検証の場では出来る限りされるべきだと思います。
(被害者や遺族の気持ちを最大限汲んだ上で発言するに越したことはないですが…)

>時には一部の人が「つるし上げ」と呼ぶような批判も必要だと考えています。

仰るとおりです。
生易しいデモ、主張では伝わらないことが往々にして存在します。
しかし、何というかある程度計算ずくでやらないと、敵に塩を送る危険もあると思います。

非常に中途半端ですが…、今回のコメントはここまでとします。
尖閣・支那関連の話題はまともに把握していないのですが…、次のコメントでチラっと触れるようにします。
あと、基準が緩い現在の帰化制度と日本に帰化した多くの元外国人が、政治に与える悪影響の可能性、それと政治やマスコミ報道ではなく、経済や文化、報道以外の番組等からヒシヒシと感じる日本の危機、というか終わりの予兆等について記したいなぁと思います。(気分屋なので、別の話を記すかも知れませんが…)
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>ふしぎさん (太一)
2010-10-09 19:58:47
お久しぶりです。コメントありがとうございます。

>実はフィギュア系のブログも更新が停まってしまったり色々あります。

ひどい話ですよね。

どうも保守の人たちはフィギュアスケートの出来事を軽視しているようですが、
私にはあの出来事は日韓関係の重要な縮図のように見えてなりません。

基本的に日中に挟まれて世界的に存在感のない韓国にとって、
1つの小さな分野でも日中に勝つということはものすごく重要なことのようで、
国策で作り上げたキム・ヨナの存在は韓国人の脆弱なプライドにとっては
絶対不可侵なもののようです。

その根幹に疑問を呈されることは、韓国としては絶対に許せないのでしょう。
だからあらゆる手段を使ってそういうあくどいことをする。

>「言論の自由」は左以外にはない状態

そう思います。
左翼が最低だと思うのは、それを平気で正当化しようとすることですね。
「国家(というか日本だけ)に反対するものだけが自由という」
などと勝手な論理を振り回し、
平気で自分に都合の悪い言論の自由を弾圧しますからね。

>保守を「戦争好き」と叩く時は威勢がイイのに、
>自分達が引き寄せてる「危機」に責任を負うわけでもなく

本当に力を持っているのに責任を取らない、
最低の連中だと思いますね。

>外国のリベラル・保守はどちらも自国の利益が一番ですが、
>こと日本に関しては「左」は「売国」です。

この辺も日本のおかしなところですよね。
私が思うのは、外国の目を気にするあまり、
平気で外国に媚びを売って寝返る人間が多いからだと思います。
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>かずさん (太一)
2010-10-09 20:08:41
>マスコミやどこぞの連中に都合のいい報道の仕方や、
>小規模であろうとも左派・反日系のデモは報じる代わりに、保守系のデモは
>一切報じない現状等に、更に苛立つ、あるいは落胆するだけです…。

もちろん私も同じ反応ですよ。

ただ、現実に一般国民がどういうアホな情報に接しているかを知っておかないと、
一般国民に全く関係ない議論ばかり繰り返してしまうことになりかねないので、
一応は把握しておくべきだ、というだけのことです。

例えば一般国民がろくに存在も知らない保守人を厳しく批判しても、
一般国民にとっては「そもそもその人知らないし」で終わってしまいます。

そう言えば前に、小林よしのり氏と水島氏が喧嘩していたそうですが、
一般国民は水島氏のことは知りませんから、仮にこの喧嘩のことを知っても、
「またあの変な漫画家が騒いでいるか」程度にしか思わないんでしょうね。

>マスコミや広告代理店が作り出すブームに踊らされ、
>経済や文化面からの侵略に、大多数の国民が気付かない

それも重要な問題ですね。
知らぬ間に侵略を受けている訳ですし。

>この様な現状、というか惨状の中で、
>果たしてどこまで努力が実っているのか、疑問に感じます…。

実るというほどのことではありませんが、
表社会で言えないことを言える場所があり、情報を共有できることが重要だと思います。
ネットがない頃は、思うことを言う場所が1つもなかった訳ですから。
だからこそ左翼はそれを弾圧しようとするんでしょうけど。

>しかし、罰することばかりに気を取られることで、原因究明が有耶無耶になり、
>これから起きるだろう犯罪・惨事・失敗等を防ぐ、最小限に抑えることが出来なくなる
>可能性も十分にあると思います。

どちらを優先すべきかはケースバイケースでしょうね。

確かに尖閣諸島の問題で、那覇地検や総理だけをやり玉に挙げても
問題の解決にはつながらないと思います。

一方少年犯罪事件の時に現実の左翼がやるように、
被害者そっちのけで「少年に何があったのか」などと的外れの
薄っぺらい原因究明に酔いしれているケースの方がはるかに多いと思います。

知識人は自分が一般市民より頭がいいと思っているので、
自分の頭で論理的に原因究明ができると思い、やたらそれをしたがりますが、
結果的には的外れで滑稽な分析になることが非常に多いですよね。

>何というかある程度計算ずくでやらないと、敵に塩を送る危険もあると思います。

それ以前に、大多数の日本人は慎重になり過ぎて何もデモ自体をしません。
(尖閣の問題どころか、あれほど騒いでいた年金問題でも何もしなかった)

1つの行動をやる前に難しい忠告から入ると、余計できなくなります。
そのような忠告は、頻繁にデモをやるような民族には合いますが、
慎重過ぎてデモをやらない民族には不向きだと思います。

他にも、

「日本は国際社会で主張すべきだ」

という声も多いですが、その際も、

「計算しないと損をする可能性はある」
「冷静にやらなければならない」

などとやたら「足枷」をつけたがる人が多く、
ただでさえ行動できない慎重な日本人はそのような忠告に縛られ、
全く行動する気配がありません。
一方日本以外の国は、他国から顰蹙を買ってもまず主張する方を優先しています。
そういうやり方の前に、日本の慎重なやり方は国際社会で負けていますよね。

他に英語なんかでも、日本人は英語が苦手だと言われますが、
「喋れない」のではなく、「喋らない」が正解だと思います。
日本人はやたらと文法や用法の間違いを恐れ、
完璧な英語でないと話してはいけないと勘違いしていますが、
外国人はめちゃくちゃな英語でもとにかく喋ることから始めます。
そうすることで、会話も早く上達していきます。
日本人は失敗を恐れて「喋らない」から上達しないのだと思います。
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保守系ブロガーさん方にガッカリ… (りょうちゃんのママ)
2010-11-07 09:55:57
初めまして!私は3児の母、30代の主婦です。「国民に知らせ隊」閉鎖を何故、保守系の皆さんは黙殺するのかを疑問に思いまして、(いろいろググってみてもヒットしません。)これまでに幾つかの保守系ブロガーさん方にメールしましたが「保守と言っても綺麗事保守のあちら様とはスタンスが違うので」とか「気の毒とは思いますが、墓穴を掘る当事者も悪いと思いますよ。」とか「(保守系の)活動する上で、仲間内からの反発を招いてきた事を自覚すべきだったのでは」など、とても冷ややかで思わず人間性を疑ってしまうような回答が多く、怒るとともにガッカリしてしまいました。何故、保守は身内の被害にこんなにも冷淡なんでしょうか?私はよく分かりませんが、仮にshirasetai様のやり方に問題が多く、協調性が欠けていたにしても、「それはそれ!これはこれ!」って思って一致団結すべきって思ってしまうのですが…何だか保守が一枚岩になれない理由が分かったような気がして悲しい気分です。
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>りょうちゃんのママさん (太一)
2010-11-08 20:05:55
はじめまして。

知らせ隊さんとは直接お会いしたことはありませんが、
ネットを通じて「まじょりー」など色々一緒に活動させていただきました。
大半の保守の人たちと違い、一般国民の感覚が分かるお方だと思いました。
これからは知らせ隊さんのような方が中心になっていくべきだと思いますね。

>これまでに幾つかの保守系ブロガーさん方にメールしましたが
>「保守と言っても綺麗事保守のあちら様とはスタンスが違うので」とか
>「気の毒とは思いますが、墓穴を掘る当事者も悪いと思いますよ。」とか
>「(保守系の)活動する上で、仲間内からの反発を招いてきた事を
>自覚すべきだったのでは」など

これらの批判は的外れだと思います。

特に「綺麗事保守」というのは、知らせ隊さんとは対極にいる保守のことでしょう。
こういう事態(他国の言いなりになる)を招いた日本人の欠点を指摘せず、
日本について綺麗事ばかり言っているのは、一体どっちでしょうか?

それから、仲間内からの反発がどうのこうの書いている人がいるようですが、
そのようなことを書く人もかなり協調性がない方にお見受けします。
活動の目的等を考えれば、そんなコメントをすることがどういうマイナスを生むか、
少しは分かるものだと思いますけどね。

>何故、保守は身内の被害にこんなにも冷淡なんでしょうか?

私の感想としては、おそらく彼らは、まだまだ「危機感」が足りないのだと思います。
あとは、現状分析能力に欠けている。

保守への批判については、このブログで色々書き込みをしてくださったかずさんが
かなり痛烈な批判を展開されていますので、参考にされてもよいと思います。
私は最近保守とはあまり関わらないようにしていて、そこまでは批判しませんけどね。
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人間は賢そうで一番頭の悪い生き物 (かず)
2011-03-16 00:56:42
>表社会で言えないことを言える場所があり、情報を共有できることが重要だと思います。

それは僕が特に言いたいことの1つです。
まずは現実を知り、矛盾を感じとって、是正していく術を考えて、そして出来る範囲で行動していくというのが大切だと思っています。
(僕はまだまだですが…)
しかし、本来情報を共有する筈の場所であるネットで罵詈雑言を吐くだけで終わったり、そもそも守旧マスコミの報道や、よく言われている「世間」とは別の側面から物事を見ようとする人が決定的に不足している為、護国・保守派が発する言論空間以前に、政経・時事・歴史等、自らの思考を活用させる分野のウェブサイトなり何なり自体に、日本全体のネット人口からみれば(非ネットユーザーを含めれば無尽蔵ですが…)殆どアクセスないのが現状ではないかと。

>かずさんがかなり痛烈な批判を展開されていますので

周りの人からすれば「どの分際でそんな口叩いてんねん!」、いや「何それハァ?」って感じでしょうが…。
いやいや、そもそも9割9分9厘の人々は関心の対象外ですけどね…。
また、こんだけ叩きまくっているのに、ある程度整理して記さないといけないので、本来言いたいことの10分の1も言えていない状態です。
(その矛先を別の方向に向けるべきなんでしょうが、どう考えても敵に塩を送っている、というか敵と一体となっているかの様に、見事に足を引っ張ることしか能がない保守・護国派の態度に怒りが沸々と湧いてくる感じです…)

こんな感じですから、ストレス解消や暇つぶしの為に誰かを何かを吊るし上げたり、馬鹿の様に叩きまくり、果ては悦に浸る人々を批判する謂れはないでしょうが(笑)

話は変わり、りょうちゃんのママさんの様な主婦の方のコメントというのは非常に大切だと思います。
男というのは社会的な生き物で、生き残っていく為に(それだけ男、オスが生物として弱いということで)、様々な枠組みを敷いてきた訳ですが、その枠組みや、その枠組みの中で行われている事に対して感情論ではなく、実体験を元にして、自分の考えを理性的にコメントされる女性というのは本当に貴重です。
僕はこういう方の意見、考えを凄く伺いたいです。
無論、それ以外の方々の疑問も伺いたいです。

(関係ないですけど、男と女は生物として一生分かりあえない、分かり合おうとしない、分かり合うことが出来ない生き物なんだなあと最近つくづく思いましたが…)
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