まる子の部屋

川柳などあれこれ

豊前境川柳会「福」

2017年02月23日 | 川柳
豊前境川柳会の1月のお題「福」の互選で
私の2句、

 「裕福でなかった父の手が器用」
 「ボロボロになって至福のおもちゃたち」

が、1位2位でした。
もうびっくりで、快挙を通り越して怪挙という感じで怖いくらいでした。
選者選のお一方の方ではどちらの句も選ばれてませんでしたけど。

豊前境川柳会に参加するようになって1年8カ月くらいかな。
いつもぱっとせず、100眼選のレースに登場することが出来なかったので、
今年は下の方でもいいから、この100眼選レースの中に
登場することを目標に頑張ろう!と思っていたら、前回のお題
「芽」がまた駄目で・・・まあ、駄目で当然の句でしたが。

そしたら今回チャンピオン選でいきなり2位に急浮上という結果となりました。
でも、今後落ちていくんだろうな~自分でも笑ってしまいそうです。


「ボロボロになって至福のおもちゃたち」

これはTVの「なんでも鑑定団」で思い付きました。
TVはあまり観ないのですが、この番組が好きで毎回録画して観てます。
箱に入ったままで状態が良くて高値が付くおもちゃより、
子供に遊ばれて傷んでボロくなり、高値が付かないおもちゃの方が
なんだか幸せそうに見えるんですよねぇ。

おもちゃといえば・・・こんな思い出があります。
小学6年生の頃にスターウォーズに感動し、
R2D2というロボットのゼンマイで歩くおもちゃを買い、
それを20歳過ぎても大事に自分の部屋に飾っていたのですが、
私が居ない間に父が遊びに来た親戚の子に勝手にあげてしまったんです。
完璧主義者で近寄り難かった恐い父に向って激怒したら
父は、「いい年してあんなおもちゃ、もういいでしょ!」と。
その親戚が近所だったら取り返しに行きたいところでしたが、
遠方に住む親戚でもう帰った後だったので、泣く泣く諦めました。
数百円だったあのおもちゃは、今でも人気があって数千円で取引されているので
買おうと思えば買えますが、映画を観て感動し、自分のお小遣いで買ったという
思い出がこもっている事が大事なので、もう買おうとは思いません。
が・・・思い出す度に惜しくてモヤモヤしてしまいます。

父はとても器用な人で、78歳の今でもリフォーム等の依頼を受けて
元気に飛び回っています。(現役時代の職業は全く違います)
「裕福でなかった父の手が器用」という句が1位だったよ、と母にメールしたら、
父は紙に書き留めていたそうです。
娘が1位だったのが嬉しかったのか、娘に評価されたのが嬉しかったのか・・・
どっちもかな。
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