goo blog サービス終了のお知らせ 

ハードバピッシュ&アレグロな日々

CD(主にジャズ・クラシック)の感想を書き留めます

ファリャ/恋は魔術師、三角帽子

2013-08-07 23:06:25 | クラシック(管弦楽作品)
19世紀末から20世紀前半にかけてヨーロッパ各地で国民楽派と呼ばれる動きが活発になりました。従前の古典主義・ロマン主義の音楽に民族音楽の要素を加えたもので、スペインではアルベニス、ファリャがその代表格ですね。2人については以前にも「イベリア」&「スペインの庭の夜」でご紹介しました。うちマヌエル・デ・ファリャについては他にも2つの有名なバレエ音楽を残しており、それが今日取り上げる「恋は魔術師」と「三角帽子」です。両作品ともスペイン情緒が極めて濃厚で、ここまで来ると“民族音楽の要素の入ったクラシック”と言うより、“クラシック風演奏による民族音楽”と言った方が適切かもしれません。




「恋は魔術師」は全13曲、25分強の作品です。うち4曲はソプラノ独唱入りで、全編に渡って情熱的なフラメンコ風の旋律に溢れています。中でも第8曲「火祭の踊り」が圧巻ですね。1曲だけ優しい子守歌風の「無言劇」が一服の清涼剤的役割を果たしています。「三角帽子」も同じくスペインの民族舞踊をダイレクトに取り入れており、それぞれの踊りにちなんだ「ファンダンゴ」「セギディーリャス」「ファルーカ」「ホタ」などの曲が収録されています。特に野性的な「ファンダンゴ」と、フィナーレを飾る絢爛豪華な「ホタ」が素晴らしいですね。この両作品は人気作品だけあってディスクもそれなりに出回っていますが、私が買ったのはカルロ・マリア・ジュリーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団のCDです。スペインの美しい景色を切り取ったジャケも美しいですが、EMIの再発盤で999円という価格が決め手ですね。

コメント    この記事についてブログを書く
« シャブリエ/管弦楽作品集 | トップ | ラヴェル/ダフニスとクロエ »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。