ローレルの２頭が、いち早く地方に転籍

ローレルクラブの３歳未勝馬２頭が、ＪＲＡへの出戻りを
目指して、いち早く地方に転籍することになりました。

◆ライトニングレイ
本馬の今後について関係者間で協議を行なった結果、再ファンド
を前提にホッカイドウ競馬・松本隆宏厩舎へ転籍する事を決定
しました。
牧調教師
「放牧を挟んで馬の成長が伺えましたし、調教の動きも良くなって
いただけに、結果に繋がらなかったのは残念でしたが、育成中に
乗れない時期が長く続いた馬ですし、順調に乗れるようになった
のは春先からですからね。競馬の経験も浅くこれからの成長が
見込める馬だと思いますので、地方競馬で条件を整えて再び私に
機会を与えて頂けたらと思います。宜しくお願いします」

と言うことです。

ここまでの戦績は、３戦０勝
①１１着（２．６秒差）　芝１６００
②１５着（２．６秒差）　芝１４００
③１１着（０．７秒差）　芝１５００

この成績（３戦連続２桁着順）に加えてダート実績が全くないので、
普通は現役引退もしくはファンドを解散して地方へ移籍となるところ
ですが、３戦目で初めて競馬に参加できたので、着順よりも着差を
重視して、ＪＲＡへの出戻り作戦を実行することになりました。
ポイントは、デビューが遅れた原因になった脚部不安の影響と
ダート適正だと思います。兄・姉の中には地方競馬で長い間現役
を続けていた馬もいるので、何とか対応してくれるのではないかと
思っています。せっかく早目に始動をしたので、中央からの転籍組
が増える前に勝ち星を挙げて、復帰条件のクリアにつなげられれば
と思っています。


◆ヴァリアントジョイ
本馬の今後について関係者間で協議を行なった結果、再ファンド
を前提に園田競馬・田中範雄厩舎へ転籍する事を決定しました。
畠山調教師
「未勝利では上位の力を持っていながら、結果を出せずに申し訳
ありませんでした。園田競馬で条件をクリアして戻って来ること
を期待して、一旦送り出します。ただ、使い詰めできた馬ですから、
園田へ移動する前にグランデファームでリフレッシュさせること
にしました」

と言うことです。

ここまでの戦績は、１２戦０勝（芝：３戦、ダート：９戦）
芝では苦戦が続きましたが、ダートでは９戦で、掲示板を
７回確保。（２着１回、３着２回、４着２回、５着２回）
堅実な走りで、勝ち上がりまであと１歩と言う競馬もあった
ので、条件をクリアする可能性は高いと思っていますが、
先週まで、ほぼ休みなしにコンスタントに出走してきたので、
まずは心身のリフレッシュが必要になります。


どちらが先に戻って来るのかは分かりませんが、２頭とも
戻って来られるように、応援したいと思います！