ヴァーゲンザイル　引退・・・

2016-02-02 23:56:21 | 一口馬主

トップガン厩舎の８歳馬、ヴァーゲンザイルの引退
が発表されました・・・。

ＴＯＰの写真の仔がヴァーゲンザイル
（写真提供：社台ＲＨ）
父：ネオユニヴァース
母：クイーンソネット（母父：ノーザンテースト）
黒鹿毛の８歳セン馬です。

クラブからの発表によると

前走はオープン特別の12頭立て、しかも短期放牧明
けで好状態が伝えられたことから、巻き返しを期待
しましたが、直線で伸びを欠いたまま9着に終わりま
した。本馬は昨年3月に5勝目を挙げてオープン入り
して以降、重賞競走ではすべて着外だったため、今回
はできうるかぎり条件を落としてのレースでしたが、
結果が伴ないませんでした。管理する田村調教師から
は「このところ冬毛が伸びたり、疲れの回復も遅くなって
きたりで、8歳という年齢を感じるようになってきました。
能力的にもさすがにオープンの壁はきついものがあります」
との報告がありました。本馬はデビュー前から馬場入りを
嫌がる名うての気性難でしたが、ここまで厩舎と牧場の努
力の甲斐あって、42戦もして5勝を挙げてくれました。しかし
近走の内容からこれ以上の上積みとなると望み薄で、この
ままでは維持費出資金等の会員様のご負担ばかりが大きく
なってしまうことから、田村調教師とも協議の結果、前走
を最後に本馬の引退を決定いたしました。

と言うことです。

通算成績：４２戦５勝 [５-６-３-２８]
獲得賞金：１億１７６６万円

ヴァーゲンザイルは、３歳新馬戦でデビューし、８歳まで
に４２戦に出走して数々の名勝負を演じてくれたトップガン
厩舎の功労馬です。今までにいろいろな愛馬がいましたが、
１番多く現地応援をした愛馬なので、私も妻もこのお知らせ
を読んで大ショックを受け呆然としていると言うのが正直な
ところです。

この仔は、デビュー前から問題児で（クラブからのコメント
によると「名うての気性難」）常に田村先生やスタッフの
方々の手を煩わせて来ました。厩舎での問題児ぶりはもち
ろんですが、山元ＴＣでも手を焼き、その噂は社台とは関係
の薄いＮＦ天栄にまで伝わっているほどでした（苦笑）
レース中に止まりそうになったり、調教中にバカついて追い
切りが全く出来なかったりしながら、ここまで無事に走らせ
てくれた先生やスタッフに感謝しています。様々な工夫をし
ながらの調教は大変だったと思います。今まで長い間、本当
にありがとうございました。

このあとヴァーゲンザイルは、２月４日（木）に開催される
「サラブレッドオークション」に上場されます。今、サイト
を見て来たところ、ヴァーゲンザイルが☆Pickup Horse☆と
して紹介されていました。
（価格によっては参加したいですが・・・）

ヴァーゲンザイルに対する客観的な評価は

☆まじめに調教を重ねて、レースでも常にまじめに走って
いればもっと凄い馬になれた？
☆まじめに走っていないから大きな故障をせずに８歳まで
コンスタントに出走することができた？
☆いつ走るか分からない、癖馬？

ヴァーゲンザイルに対する見方は人それぞれだと思いますが、
強い相手と戦いながら５勝を挙げ、オープン馬として１億円
以上の賞金を獲得したことは立派だったと思っています。
妻は、ヴァーゲンで初めての口取りを体験し、全５勝のうち
４度の勝利で口取りをしました。１頭の愛馬で４回はなかなか
出来ません。勝っても負けてもいろいろと印象に残る問題児
でしたが、愛着も特別だったので、引退の発表をまだ現実と
して受け止めることが難しい状況です。

そういう状況ですが、最後にヴァーゲンの功績を写真で振り
返りながらこの記事をまとめたいと思います。
［以下の５枚の写真提供：社台ＲＨ］

☆１勝目　２０１１年１月３０日　東京　芝２４００