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[劇場アニメ] 宇宙戦艦ヤマト2199 第五章・望郷の銀河間空間

2013-04-16 | 映画

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「宇宙戦艦ヤマト2199」の第五章を横浜ブルク13にて観て来ました

いよいよテレビ放送も始まって、もう半年後には否が応にも完結を迎える事が確定してしまってるのは頭では理解してたんですが、”第六章:6月15日公開”、”最終第七章:8月24日公開”と大スクリーンでババンと告知されるのを見て、”ああ、ホントに終わってしまうんだな…”と大きな寂寥感に襲われたのはきっとオレだけではないでしょう…

でも、それでも今回の第五章(第15~18話に相当)はとにかく盛りだくさんな内容だったので、ちょっと内容を反芻するだけでもあっと言う間にテンションがMAXな状態になって劇場を後にする事が出来ましたけどね!(・∀・)

何せ旧シリーズにおける、ドメル一回戦(次元断層)、ビーメラ星(昆虫人間)、ゲール頑張る(バラノドン特攻隊)、真田さんエピ(宇宙要塞13号)、ヤマト乗組員の反乱(イスカンダル懐疑論)、バラン星壊滅といった要素が見事に分解再構築され、ここに更に2199で新たに追加されたイズモ計画やらガミラスの内部事情やらキャラのドラマやらが盛大にぶち込まれてるんですから、もうあまりにも濃密な展開に頭がクラクラする程でしたw

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以下ネタバレ感想:

第15話「帰還限界点」……名将ドメルとの直接対決第一弾です

”ヤマト、侮りがたし”のセリフと共に旧作では次元断層での接触が初の直接対決だったんですが、三千隻の大艦隊を率いたにも関わらずスターシャのチート介入によってあっさりヤマトに逃げられてしまうという、(救世主であるスターシャの神秘性はさておき)なんとも消化不良感が極まる展開だったのが、2199では途轍も無く熱い展開にリニューアルされてましたねえ

冒頭10分映像の親衛隊による大虐殺シーンが公開された際にネットが騒然となりましたが、とにかくガミラスの物量の凄まじさに対してヤマトがたった1隻で立ち向かわなければならない絶望感の描写が素晴らしかったです……沖田艦長の果敢な作戦とそれを上回るドメルの知略を描写しつつ、”ヤマトが逃げ切る” という旧作と同じ結末に至る流れをここまで劇的に見せる脚本・演出の見事さといったらなかったですね( ゜∀゜)o彡゜

旧作ファンの悲願だったドメル艦との直接対決に零距離射撃、そして伏兵によるヤマト完敗目前!……の展開に早くも第五章のクライマックスが!と興奮しまくりでしたが、後に更なる興奮が待ち受けていようとはこの時は予想だにしてませんでした…

第16話「未来への選択」……旧作でも起こったヤマト乗組員による造反劇はイスカンダルに到着した後、機関部の藪らの非リア充組(←オイw)が雪を人質に決起するという展開でした

この造反劇は元々のストーリー構成にちゃんと仕込まれてはいたものの、打ち切り展開によって取ってつけたような流れになってしまった感は拭えませんでしたが(本来は徳川機関長がその首謀者の予定だったとか)、地球の無事も確認不可能な中で14万8千光年も離れた場所に来てしまった乗組員のストレスの蓄積を考えると精神がおかしくなるのも仕方ないとも思えます……2199の場合、やたらとリア充どもがそこかしこにいるので、今回の藪にはそういった心理的な側面も勝手に脳内補完させて貰ってる次第ですがw、あの新見さんのエロしぐさを見るにつけ、スタッフとしても間違いなく裏で視聴者にそう思わせるように仕向けてますよねσ(^_^;)

何人の乗組員をその肉体で籠絡したんだ?というビッチぶりが非常にけしからん新見ですが、一応ちょっとフォローしておくと、本心としてはイズモ計画の方を推進したかったとかではなくて、”(古代守を死なせた)ヤマト計画を憎んでる”っていうのがメインの動機で今回の行動に繋がったのではないかと思いました……島を救う為に翻意したとはいえ、軍における造反の首謀者なんて極刑は免れない所で、容易には任務に復帰できそうにないですな

しかし島の態度はどう見ても非協力的だったというか、反乱の首謀者に祭り上げられてるのにあの棒読み芝居はおかしいと思わなかったのか伊東w

まあ、伊東とか芹沢とかいう名前のキャラにロクな人間はいないというのが定説ですが(←オイオイw)、男尊女卑というよりは単なるホモ?……だとすると星名は(以下ry

ところで島の、表がえっただけ~みたいなセリフなんですが、「究極超人あ~る」というマンガで見た表現だと記憶してますが、更なる元ネタがあったりするんですかね?

第17話「記憶の森から」……古代と真田さんの心の触れ合い(+雪の正体)エピソードです

真田さんが古代守について負い目を持っていた展開は旧作にもあって、確かゆきかぜの整備が万全に出来なかった~みたいな事を言っていたと思いますが、2199の方ではメ号作戦の本質が囮作戦だった事を打ち明けられなかった~という改変は非常にしっくり来るものがありましたね……ただ詩にそもそも馴染みが無いという事もありますが、中原中也の詩の朗読シーンで、どうしても「魁!男塾」の主題歌が頭から離れてくれなかったのはオレの不徳の致すところなんでしょうか?w

舞台を宇宙要塞13号から亜空間ゲートという古代文明の遺産に移しつつも、防衛ロボとの戦いや真田さんが決死の覚悟を見せる展開も同じでしたし、ホント旧作に対する愛が溢れてるリメイクだなとしみじみと思いました

そしてついに雪の正体が地球人だと確定しましたが、イスカンダル姉妹と容姿がそっくりっていう部分については結局は偶然の一致だったとw……まあ、その辺りもみんな(究極的には)アクエリアスの子孫なんだからって事で片付く問題って事にしましたオレの中でヽ( ̄▽ ̄)ノ

いやー、しかしユリーシャに対して残酷な仕打ちを~みたいな事を真田さんが言った時は、まさかカプセルの中身は脳だけとかになってるのか!?とハラハラしたもんですが、流石にそこまで残酷な事態では無かったことに心底ホッとしましたw

第18話「昏き光を越えて」……バラン星壊滅に至る流れですが、旧作シリーズを初めてビデオで見た時、オレとしては(劇場版でしか知らなかった)”名将”ドメルの評価が地に落ちたカンジでして、正直ガッカリしてしまった展開でした(ノ_-;)

でも2199は違う!
15話において第五章のピークを迎えたかと思っていたら、まさか更なるとんでもないテンション爆超展開が待ち受けているとは!

何故か上から目線の山本妹の態度が気になりながらw、でも篠原とよろしくなりそうでお前ら爆発しろと思いつつ、15話を遥かに超える規模の1万隻以上のガミラス大艦隊の登場にはシビれまくりでした……特に篠原が持ち帰った情報を分析してるシーンの、敵戦力の分布がCGで次々と膨らんでいく様子は、かの名作「劇場版パトレイバー」の風速シミュレーターのシーン以来の鳥肌モノでした!( ゜∀゜)o彡゜

ここで沖田艦長がまたもや敵中突破だ!とか叫んだ時は、狂ったか!?と本気でツッコミを入れたくなりましたがw、さすがは沖田戦法です!
ここまでのヤマトの航海から、ヤマトの性能ならイケる!と沖田が信じたに他ならない作戦で、「ヤマト2」の ”波動砲で全力後進する” 戦術までが出て来て、もうこのとんでもないテンションに脳汁が出まくりでワケも分からず滂沱の涙ですよ(T∀T)

いやはや、15話と18話がテレビ放映される時の実況スレの勢いが今から楽しみでなりませんw

デスラー暗殺がフェイクだった事については観客の誰もが驚きも何も無いとは思うんですが、フラーケンが無言で立ってるだけでイロイロと背景事情を物語ってるのが美味しいですなw……ゲールの意外な男気や、ゼーリックの強力若本っぷりwといった見せ場も最高でしたね

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これまでの三ヶ月ごとの公開ペースが、一気に二ヶ月ごとの公開ペースになって果たして無事に完結出来るのか!?(BDソフトは完成からソフト化までに二ヶ月の時間的余裕が必要らしいので、今既に第六章分まで完成してないとヤバいのでは?(汗))

相原の例のエピソードはまだ拾われる可能性はあるのか!?

そしていよいよ七色星団におけるドメルとの最終決戦ですが、
←画像を見ると、(出ない出ないと言われていた)ドリルミサイルが映ってるが大丈夫なのか!?ww

映画感想一覧

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追記:
今回のOPの歌って別バージョンだったのか……妙に力強く感じたのは、オレの気持ちが勝手に高揚してるせいじゃなかった(笑) あと、おもてがえり~のセリフ(島ではなくて星名)の元ネタは、ウルトラ怪獣のピグモンらしいです……特撮に疎くてすみません


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