「宇宙戦艦ヤマト2199」の第六章を横浜ブルク13にて観て来ました
テレビ放送が始まってそれまで三ヶ月だった劇場公開の間隔が二ヶ月に短縮され、果たして無事に公開されるのかと一部では危ぶまれてましたが(汗)、一部のキャラ作画で気になる部分があったくらいで劇場限定BDの販売も滞り無く実施されているようですし(オレが行く時はいつもとっくに売り切れてますがσ(^_^;))、どうにかスケジュールの方もギリギリで踏ん張っているようです
第六章(第19~22話に相当)ではいよいよ物語も佳境に入り、旧シリーズにおける七色星団の決戦(ドメル決着)と、イスカンダルとガミラスの謎といった要素を中心に、オリジナル展開もふんだんに盛り込まれた内容になっていました……劇場では毎度、前章までのダイジェスト映像が流されるんですが、今回は第五章のとんでもないテンションを振り返ると共に、これから始まる七色星団への期待がはちきれんばかりに膨らんでしまって、本編が始まる前からなんだか興奮しすぎて涙腺が決壊しかけていたのはオレだけでしょうか…?w
あとテレビ放送での合唱版OPもあれはあれでいいんですが、ささきいさお版のOPを楽しめるのも劇場版ならではの楽しみだというのを改めて認識しました!
以下ネタバレ感想:
第19話「彼らは来た」……旧シリーズにてガミラスという巨大な星間国家には不釣り合いというか、何故かヤマト1隻を相手に限定的な戦力しか投入して来なかったご都合主義に対して、2199では(バラン星にて亜空間ゲートを破壊した事で)ガミラスの主力艦隊を遥か遠くに分断させていた~という見事なアイディアを設定して来たのには唸らされましたヽ( ̄▽ ̄)ノ
またガミラスも決して一枚岩ではなく、版図を拡大し過ぎていたが為に様々な軋轢や破綻もそこかしこに発生してしまっている事もこれまで丁寧に描写して来た積み重ねが奏功していましたねえ
”艦隊集結” のBGMと共にドメル艦隊が続々と集結するシーンはとにかくシビれまくりでした……第二次大戦時に実在した米軍の日系人部隊や、名作「バルジ大作戦」へのオマージュ等、ヤマト最大のピンチを演出する好敵手に相応しい威厳と品格がドメルというキャラを中心に見事に表現されていたと思います
第20話「七色の陽のもとに」……第19話でひたすら決戦への期待を煽り、こちらの期待値を上げまくったにも関わらず、そのハードルを易々と飛び越える濃密な戦闘シーンの連続をこれでもかと見せつけてくれました( ゜∀゜)o彡゜
第四章では次元潜航艇を相手に水上艦vs潜水艦の戦いでしたが、今度はまさに海戦の王道、砲雷撃戦に機動部隊同士の激突、急降下爆撃機や戦術爆撃機による猛攻と、ミッドウェー海戦をモチーフにしたと言われる激闘に次ぐ激闘に興奮しっぱなしでしたねえ……宇宙空間で魚雷とか水柱ってどういう事やねん~、みたいなツッコミは(スタッフも)百も承知でやってるワケでw、ヤマトならではのファンタジー性といえば他にも瞬間物質移送機やドリルミサイルなんかも細かな運用背景を描写することで、”ありえる兵器” っぽく見せる演出にゾクゾクしました
七色に輝く宇宙を背景にドリルミサイルの反転から空母艦隊の壊滅、そしてドメルの自爆に至る流れは旧作通りの流れで、ここに旧作で感じられた性急さも同様に残ってしまっていたのはちょっと残念でしたが、破壊描写の壮大さや緻密さに加えて沖田やドメルやバーガーの描写を上手く絡ませていた事が不満点を補って余りある展開になっていたのも間違いありません
ユリーシャ捕縛の為の特務部隊の作戦を並行させた緊張感も良かったですねえ……艦橋周りにあるレーダー類を破壊して眼と耳を奪う~なんて作戦はありそうで無かったですし(ぶっちゃけヤマトにとって致命的ですからw)、とにかくこの第20話の内容を改めて思い返してみると、その詰め込まれた要素の多さに驚きを禁じえません:(;゛゜'ω゜'):
第21話「第十七収容所惑星」……旧シリーズには一切無かった展開で、ガミラスの政治犯や捕虜を収容する施設のある惑星を舞台にした大脱走劇でした
ユリーシャに間違われて捕縛された雪の身柄が移送されたとの事で、古代は奪還の為に向かうワケですがまさかここで伊東と藪が絡んでくるとは予想外でしたw……シナリオ的には(七色星団での多大な犠牲もあって)かなりヘビーな内容なのに、時折入るコメディっぽい演出が実に楽しいエピソードでしたね
下衆の極みみたいな収容所所長と、ドメルの奥方とのツーショットを見てると何だか卑猥な妄想しか思い浮かびませんでしたが、是非ともそういう薄い本に期待したいと思います(←最低だw)
囚われとはちょっと違う立場にいる雪ですが、これは「ヤマトよ永遠に」から引っ張ってきたシチュエーションですかね(アルフォン少尉みたいなナイト役も傍らにいますし)……イスカンダル皇女に成り済ますなんて大胆な行動が出来たのは、記憶をなくした期間にユリーシャとそれなりに交流があった経験があるからってことでしょうか…
いきなりいい奴になって死んでしまった伊東は死の間際だからイロイロと思うところもあったんだろうと納得も出来ますが、藪はそれでいいのか?w……そこを自分の居場所にして本当にいいのか?ww
でもこれで最終決戦の前か後かは分かりませんが、非常に面白い再登場が期待出来そうですw
第22話「向かうべき星」……ガミラスとの二連星である事実がユリーシャより明かされ、最初にそう言われてたらここまで来たか?来ないよね?だよねー、みたいなやり取りがなんだか妙に微笑ましかったのが印象的ですw
やりとりと言えば、PVが公開された時から山本、ユリーシャ、メルダの謎の女子会シーンが話題騒然となっていましたがw、なんか完全にヤマトとは別世界になっちゃってましたねえw……でもおそらく最終決戦(というより戦いの終わった後)に向けてこの3人の関係性が物凄く重要になるんじゃないかと想像します(もちろん雪、セレステラ、ヒルデの三者も)
最後の最後で ”デスラー襲撃” のBGMが流れてきた時は キタキタキタキタキターーーー!!! と内心で叫びだしたいくらいに興奮しました……そしてデスラー砲(?)がヤマトに迫る!という所で今回は終わってしまいましたが、まさか「完結編」の都市衛星ウルクまで引っ張ってくるとは…(゜д゜;)
ガトランティスの登場にしてもそうですけど、これって一部で切望されてるような ”2199の続編を作るための布石” というより、続編なんて一切作れないようにネタを潰して回ってる~という方が正解なのでは?(汗)……まあ、2199年からほぼ毎年のように地球が宇宙人から侵略されるなんて続編シリーズはオレも見たくはないというのが本音ですけどね(苦笑)
…ただ玉盛ディテールが満載のアンドロメダだけは見てみたい!是が非でもッ!!(血涙)
遂に最終章です……ああ、本当に終わってしまうんだなあ・゜・(ノД`;)・゜・
デスラーの成そうとしている ”大統合” とは一体何なのか、(2199では)ガミラス母星から遷都したい理由もイマイチ不明なままなので、最終話まで残りたった4話しかありませんが(旧シリーズは七色星団が終わって残り4話というタイミングだったんですよね)、果たしてどのようにまとめるのか大いに期待して待ちたいと思います!
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