クライマックスに向かって盛り上がりも絶好調なTBSドラマ「JIN~仁~」が、村上もとかによるマンガ作品を原作としているのはご存知かと思いますが、おそらくその、”現代の医者が江戸時代へタイムスリップする”というコンセプトにインスピレーションを与えたと思われる「大江戸神仙伝」のドラマ版(1985年製)を見ました
オレは全然この作品を知らなかったんですが、一昨年の「JIN」の第一シリーズが始まった頃からスカパーの時代劇専門チャンネルで何度も再放送されてるのはやはり、類似性を気にしている視聴者が多かったってことなんですかねw
というわけでオレもスカパーにて「大江戸神仙伝」を見たわけですが、これは確かに面白い!
特に最初のタイムスリップのシーンで、185cmの滝田栄が演じる主人公が平均身長150~160cmと言われる江戸時代へと出現した時の壮絶な違和感が、見事に表現されているのにはビックリしました……もちろん最新のCG技術や大規模なセットが駆使されてる「JIN」とはまるで次元は違いますが、当時の人達の話し言葉ひとつとっても、視聴者にどうやって”リアルな江戸時代”を感じさせようかという気概が満ち溢れているのには感心させられました
主人公は製薬会社の元研究員という立場なので、現代の医療技術を駆使したり、歴史改変の危機?~みたいなカタルシスはあまり無いんですが、タイムスリップを何度も繰り返すことでダイナミックにドラマが展開していくのには目が離せなかったですねえ
ちなみに「大江戸神仙伝」には石川英輔による原作小説が七巻存在していて、この「~神仙伝」はそのシリーズ第一作のみが映像化されたんだそうですが、こんなに面白いのに何でシリーズ化されなかったんだろう?……ネットでの評判を見る限り、放送当時から人気は結構あったみたいなんですが
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