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[テレビドラマ] 「ひよっこ」が面白い

2017-04-15 | ドラマ
二週目までの放送を見終わりましたが、今回の朝ドラ凄くないですか?

一週目と二週目で印象がガラリと変わったというか、序盤のわずか12話で物語の ”振り幅” を目一杯見させて貰ったというか…(゚д゚;)



一週目はひたすら「ALWAYS 三丁目の夕日」などと同じ手法で、時代に存在する ”陰と陽” の ”陽” の側面を敢えて強調して、”いい人・いい話” にのみスポットを当て続けてる ”やさしい世界” が描写された印象でした

日本の原風景だっぺや!

という先週の第6話で出てきたこのセリフが象徴してるように、”あの頃は良かった” 的な懐古趣味に拒否反応を示した人もいるかもしれませんが、戦争の記憶や経済的事情などの ”陰”(現実)の要素もキチンと見え隠れさせていて、オレとしてはこういう ”王道” のホームドラマも逆に新鮮でいいなあと素直に好印象を抱いていたんです

それが二週目になって自分の認識の浅さを思い知らされまして、”一人東京に出稼ぎに出ている父親に対して家族全員が負い目を感じている”←故に一家は(不自然なまでに)”清い家族” にならざるを得ないんだと思う~的なセリフを主人公に言わせたことでもう、ガツンと頭を殴られたかのような衝撃でした

…親友役のコの反応じゃないですけどw、オレもこのドラマや主人公のことナメてました、すみませんm(_ _)m

周囲に守られていた ”子供” の時代が終わり、主人公がこれから飛び込んでいく ”大人” の世界が少しずつ丁寧に詳らかにされていっているカンジですが、表面的な ”いい人” も、”いやな人” も出すつもりは無いという、脚本家の決意表明みたいなのを感じられて身震いする程です



ここまで実に無駄の無い脚本で、出稼ぎに出ていた父親が不在となる事で主人公が代わりとなりそうな流れがもの凄く自然ですし、何気なく始まった東京の洋食屋との ”縁” が徐々に深まっていく描写も凄い好きですねえ……あの ”物騒” な上野駅で始発を待つ母親の小さな背中のいたたまれなさから、お夜食を持ち込んでくれたシーンは涙が止まりませんでした(ノД`)

厨房や料理の描写にも相当な気合いが入ってそうなのは既に一週目でその片鱗を見せていますし、いやー、これは先々の展開が楽しみでなりません!ヽ( ̄▽ ̄)ノ

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