「パジャマゲーム」の大千秋楽翌日の10月末からお稽古に合流し、12月日生劇場、1月は大阪・清水・名古屋・博多、
そして2月12日の川越公演で大千秋楽を迎えた「屋根の上のヴァイオリン弾き」。
どこの劇場も、おかげさまで満員御礼。のべ9万人のお客様にご観劇いただいたとか。
こんなに男性のお客様が多い公演もめずらしく、
出演者側も70代~10代まですべての年齢層がそろっていて、その年齢のままの人間関係があって
アナテフカで生活する毎日。
こんなにベテランぞろいのカンパニーも最近ではめずらしく、
先輩方の芝居を袖からみれて、ほんとに幸せでした。
ラストシーンで、アナテフカから強制退去を命じられた村人たちが別れの儀式をするのですが
それが、大千秋楽の現実と重なって、ここからみんなバラバラになってくんだと思い、全員の顔をしっかり目に焼き付けました。
いつも思いますが、私たちの仕事ってこの繰り返しです。
「はじめまして」からはじまって、何か月も一緒に過ごして、最後の幕がおりるとそれぞれちりちりばらばらになっていく。
そして、翌日からは、それぞれ別の生活がスタートする。
1つ1つの作品との出会いを大切に、次に進んでいかなきゃ。
ご観劇いただいたみなさま、応援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
誰一人欠けることなく、大千秋楽を迎えれたことに感謝。