大竹しのぶさん主演の「ピアフ」を観る。
壮絶な舞台だった。
歌う、人を愛する、全てに全身全霊をかけて生きた人生。
破滅的にも見えるけど、なんて魅力的な女性だったんだろう。
数年前にマリオン・コティヤール主演で見た映画「ピアフ~愛の賛歌」と内容はほぼ同じ。
あの時も、美人女優のマリオンの変貌ぶりに驚いたけど、大竹さんはもっとナマだった。
客席が大竹さんのピアフに完全に引き込まれ、ピアフと同じ思いを味わっていく。
途中、息ができなくて苦しくなった。
同じ空間、時間を共有できるのって舞台の醍醐味。
こんなにいい舞台を一緒に見てるのだから、上演中のおしゃべり、コンビニの袋のシャカシャカ音は本当にやめていただきたい。
ピアフが衰弱してくシーンで、いきなり携帯をひらいて白い明りを出した中央客席付近の方、
周りの方は一気に現実世界に戻ってしまったと思いますよ。
観劇マナーは守っていただきたいものです。