本日、「マルグリット」東京公演初日、無事あけさせていただきました。
昼夜2回公演やらせていただきました。
こんな混乱の中、たくさんのお客様にご来場いただきました。
自分の知人も今日だけで10人ほどみにきてくれました。
交通機関の混乱、余震など不安な要素がいっぱいある中、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
心よりお礼申し上げます。
「マルグリット」の舞台である、第二次世界大戦下のフランスで生きる人々の危機感と、
今の状況下が皮肉にもリンクする点が多いのです。
パリにだけは爆撃がないと信じていた対独協力者。
目の前の楽しいことにうつつをぬかし、自分だけが富をえることだけを考えていた対独協力者。
地震がくる可能性はいつでもあったのに、どこか他人事で何も準備していなかった自分。
直接の被災地ではない東京でも、買い占めがあったり、確証のない噂にふりまわされて混乱したり。
状況下に違いはあれど、今までいかに自分が平和で安全な国で生活できていたかを体感しました。
マルグリットの時代のフランスは、同じ国民同士の裏切り、リンチがおこります。
今の日本では、そんなことおこりえないです。
今日、自分が日本人に生まれて本当に誇らしいと思った1日でもありました。
明日からの公演もいつまでできるかわかりません。
1公演1公演せいいっぱい演じていきたいと思います。