さかきの教授日記

九州産業大学 工学部 バイオロボティクス学科の教員である榊が、学生を教えていて気がついたことをつづった日記

自然に素直

2009年05月25日 07時49分24秒 | Weblog
■5月も後半ですね。
■さて、卒研も少しずつ波に乗ってきたようだ。あるチームはだいぶデータも取れてきた。さあて、思い通りの結果が出たかな?条件を変えたから少しは違いがみえるはずだが、、、
■ん…アレレ?違いどころかなんじゃこりゃ、、2つの条件をそれぞれ各人にしてもらった。ある作業におけるミスをカウントする実験だ。順序が関係するかもしれないので、ある人はABの準備、べつの人はBAといった具合。しかし、、、みな同じ傾向だ。一様に下がっている。
■う~ん、しばしにらむ。どうにかして違いが出ると言う事はいえないか、、、おっといけない。ここで師匠にいわれたことを思い出した。「自然は人の些細な知恵などに無関係に独立に存在するもの。自然は正直にそれを示してくれる。だから、予想がはずれることもある。素直にデータはみなさい」はい、、、わかりました。素直に見ると、条件は無関係といえる。別の要因が関係して一様に下がったようだ。
■そうだ、この結果を利用して逆に何かいえないか、、、また、違いを出す別の方法はないかを考えようっと。ある意味、フンギリがついた気がする。

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