Tsuruday

日記のようで
落書きから宇宙開発まで
なんでもありのblog。

IAC2006/Valencia 10/4(Wed) 4th day

2006-10-04 21:00:35 | Weblog
今日は,朝からデブリのセッションに出たり,軌道のセッションに出てじんじんさんの発表を聴いたりしました.博士課程だけあって堂々たる発表はさすがだと思いました.その後,ポスターセッションにでて,隣の研究室の友人のポスターを見に行ったり,先生方と振舞われるお酒を軽く飲みながら,今後の研究や明日の自分の発表について話をしたりしてました.

今日は,午後からJAXAの派遣学生主催で,現地の小中高生を対象とした水ロケット教室を開催することになっていました.ポスターセッションと時間が重なっていたので,少し遅れて会場へ.日頃ペットボトルロケットの製作教室を行っているみうら氏が,手慣れた様子で子供たちに,ロケットの作り方や飛ばし方を指導しているのが印象的でした.みうら氏の指導を受けて,派遣学生もみんなで製作指導のお手伝い.当然現地の子供たちはスペイン語しかわからないようですが,そこは,現地の大学生スタッフが英語からスペイン語への通訳をしてくれて,日本語→英語→スペイン語という形で,子供たちと交流することができました.ロケット作りに熱中してもくもくと作業している様子や,ロケットを飛ばしているときの子供たちの目の輝きはどこの国でも同じだなと感じました.地元のテレビ局も取材に来ていたのですが,みうら氏にロケットの作り方を取材していました.ヨーロッパでテレビデビュー.うらやましいと思います.
運営スタッフの手違いなどで,水ロケット教室を実施する会場が2転3転したり(結局最初の会場でOKだった),参加するはずだった子供たちが会場に来れないなど,少しトラブルはありましたが,子供たちと水ロケットを通じた交流ができたことは,思いもかけないいい経験になりました.

そんなこんなで,夜.
今日は
Fun Night:How to Cook Paella
が開催されます.
その名前から想像して,パエリアの料理教室でも開かれるのかと思っていましたが,会場は野外の広場に設けられていて,ステージとその前にはテーブルがあって,お酒も振舞われています.着いた時点ですでに陽気な音楽と,ダンサーさんたちのフラメンコが始まっていました.パーティだったんですね.

最初,明日のプレゼンの準備のため,参加せずにホテルに直帰しようと思っていたのですが,私以外の学生はみんな参加する様子だったので,自分ひとり行かないのもさびしいと思い,参加してみることにしました.
これが,結果的に参加してみて大正解でした.一晩かけたくらいじゃ大して変わらないプレゼンとにらめっこして時間つぶしていたらこんな貴重な体験はできなかったはずです.あやうく,この一大イベントを逃してしまうところだったと振り返ってみて感じています.


前のステージではフラメンコギターの演奏が.
ステージ前では,その音楽にあわせて参加者が踊っています.
派遣学生のみんなも思い思いにフラメンコのリズムに合わせてダンスしてました.
学生に交じって,N先生もハッスルされていたのが非常に印象的でしたが(笑)

会場の後ろのほう(ステージのあるほうから反対側)には大きなパエリア鍋が.


Fun Nightの目玉.
超巨大パエリア鍋.

日本でもおなじみのパエリアという料理ですが,スペイン・バレンシア地方発祥なのだそうです.日本では魚介類のものがメジャーですが,もともと農村の家庭料理で,ウサギの肉やカタツムリ,野菜などを入れるのが,普通なのだと言うことでした.カタツムリが入っていたかどうかはわかりませんでしたが(見た目にカタツムリっぽいのはなかったけど,もしかしたら細切れになって入っていたのかも),ウサギの肉は入っていました.鶏のささみのような味でさっぱりとしていておいしかったです.これまで,あまりパエリアという料理を食べたことがなかったのですが,日本に帰っても食べたいと思いました.
いちお明日が自分の発表なので,食べ物は堪能しましたが,お酒はほどほどにしておきました.


Fun Nightの最後を締めくくる花火.
Valenciaは花火でも有名らしい.

この花火,パーティー会場のすぐ後ろから打ちあがっています.
その距離は恐らく150mくらい.
至近距離から打ちあがる花火の轟音は心地よく,
このままSpain/Valenciaでずっと暮らしたいなと思うほどでした.

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