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日々あれこれ思いつきメモ

日記というよりもメモ? そんな思いつきを書いただけ……。

禁煙日記 1日目

2014-01-07 11:22:32 | 日記
これまで、落とすとか忘れるとかそんな時以外にタバコを持っていないということがなかった。
残りのタバコが2~3本になっただけで気持ちが落ち着かなくなっていたのだ。
今思うと、どれだけ依存していたのか。

昨日の禁煙外来での話。
禁煙外来に行くのはもちろん初めてのことだったので、どんな治療なのかよく分かっていなかった。
電話で聞いてもあまりよく分かっていなかった。

予約した時間に行くと、少し待って体重、身長、血圧を測定した。
その後、資料作りのためのアンケートに記入した。
結構な量の質問に答えると、次に呼気中の一酸化炭素の量を測定した。

(今これを書いている途中、突然戦闘機の爆音が……。ウルサイ!)

一酸化炭素の測定は、大きく息を吸ってから15秒呼吸を止める。そして測定器をくわえてゆっくりと息を吐き出す。
息を吐き出していると、目の端にメモリがどんどん上がっていくの見える。
「おい、どこまで上がっていくんだ……」と思いつつ、ゆっくりとすべての息を吐き出した。
機器を看護師さんに渡すと、少し驚いた表情をちらっと見せた。
そして、1枚の紙を取り出した。
そこには、ノンスモーカー、ライトスモーカー、ミドルスモーカー、ヘビースモーカー、超ヘビースモーカーと書いてあるグラフが載っていた。
看護師さんはその紙の僕は吐いた息に含まれる一酸化炭素の数値(単位は分からない)を書き込んだ。
「正木さんはここ」と超ヘビースモーカーを指さした。
簡単な説明をして、カルテを作るからと看護師さんを席を立った。

少しして、再び名前を呼ばれた。
診察室に入ると、笑顔の女性の先生が座っていた。
「よくいらっしゃいましたね」と先生は言った。
「なぜ禁煙しようと思ったのですか?」
「いやなぜと言われても……。ここ3ヶ月ほどノドの痛みが激しいし、でも特に理由はないんですけど……」ともごもごと口ごもって答えた。
そう、理由と言われても誰かに何かを言われたわけでもないし、自分で何かを思ったわけでもないし、ただ辞めようと思っただけなのだ。
特別な理由が思いつかなかった。それは1日目の今でもそうだ。
そう言えば、年末年始暴飲暴食はしていないし、特に体重が激増したわけではないけれど、突然カラダの中身をキレイにしたいと思い、思いつきでプチ絶食を決行した。
本当はとりあえず2日間と思ったのだが、急にそんなことやったらダメだと言われ、とりあえず1日だけ行った。
1日の絶食なんて絶食のうちには入らないけれど、とりあえずやってみた。
まあ、案の定とても楽なものだったが……。

本当は月に3日ほどの絶食をしたいのだけれど、とりあえずは禁煙が先。
絶食はその後に再び始めようと思っている。

診察はいわゆるカウンセリングのようなものだった。
先生はタバコがカラダに悪いとか、副流煙がどうだとか、そんなことは一言も言わなかった。
タバコを吸いたくなるメカニズムとそこから得られる快楽のメカニズムを説明した。
そして辞めることのツラさやいつくらいから楽になるか、辞めることが出来たあとのことなどをずっと笑顔で話していった。

治療方法についての説明に入った。
「最初は2週間間隔で通院してもらって、それから1ヶ月間隔で通院してもらいます。治療は飲み薬を飲む方法とニコチンパッチを貼る方法があります。正木さんの場合はニコチンパッチで行きましょう」
僕は今いくつか通院している病院があって、いくつかの薬を飲んでいるのだ。
「基本的に飲み合わせに問題はないんですが、パッチだったら何も問題ので」と先生は言った。
「パッチって、水の中に入っても大丈夫ですか?」
「シャワーくらいなら全然大丈夫ですよ」
「僕、サーフィンをやってまして……」
「お風呂に浸かるのはダメですけど、ウエットスーツとか着るんですよね。だったら剥がれることはないと思いますけど。週に1回くらいですか?」
「そうですね。週に1~2回くらいです。大丈夫ですか……」

そして、どんな場所で、どんな時にタバコを吸うのか質問された。
「そうですね、家で仕事しているんですけどその仕事の合間とあとはクルマの中ですね」
「お酒は飲みますか」
「飲みますけど、家ではほとんど飲みません。飲んでもビール1本くらい。ただ外で飲む時は結構な量飲みますけど……」
「飲むと吸いたくなりますか?」
「はい。飲むと通常よりもタバコの量も増えますね」
「飲む時は周りにタバコを吸う人いますか?」
「あまりいませんね」
「それでも気にせず吸いますか?」
「いや、離れて吸います」
「出来る限りタバコを吸う場面からは離れるようにしてください」

実はこの時点で、僕は少しイライラと落ち着かない状態だった。
もう何時間もタバコを吸っていなかった。

ほとんどの説明が終わった。
「パッチは毎朝張り替えてくださいね。今日は吸い納めをしてください」
『吸い納め』
この言葉を聞いて、僕はホッとした。
「今日は吸っていいんだ」と。
病院からの帰り、僕はコンビニに寄ってタバコを購入してコンビニの前に置いてある灰皿の前で一服。
すでに夕方となっていた。
もちろん、僕はその時間から今日の朝までに20本のタバコを吸おうとは思っていなかった。
でも、数本余計にムリに吸っていた。とはいえ、十数本は残っていた。
今日の午前1時、最後の1本を吸って、タバコと灰皿をゴミ箱へ捨てた。

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