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日々あれこれ思いつきメモ

日記というよりもメモ? そんな思いつきを書いただけ……。

なんだろうか?

2014-03-10 07:06:05 | 旅行
今、北にいる。
気温は一桁の下の方。
20度前後の沖縄から、一度実家のある埼玉でカラダを慣らしたつもりだけど、
やっぱり僕のカラダは寒さに強張り、多分カラダの変なところに力が入っているようで、昨日はホテルに戻った途端に足の筋肉が重だるい感じとジンジンする感覚が足いっぱいに広がっていて、シャワーすら浴びずに寝てしまった。

グッスリと寝たお陰か、朝は早く目覚めて、バスタブにお湯をためてゆっくりと浸かった。
本を読みながら。

昨日は日曜日。
僕は東北の、いわゆる観光地を案内してもらったのだけれど、なんか人の気配が気薄な感じがした。
目の前に人はいるのに、人がいるという気配を感じないのだ。
とても不思議な感覚に襲われ、自分の居場所を見失いそうになっていた。
実際に自分がどこにいるのか、よく分かっていなかったのだが。

今はGPSで自分の居場所を知ることは出来る。
でも、それを見ることもなく、地図も見ないで知らない場所にいると、不安になるものだ。
久しぶりにそんな感覚を味わったような気がする。

話は逸れたが、人の気配。
いるのにいないように感じる。
このなんとも言えない感覚は、どうしても言葉で表現することが出来ない。

最初、僕は3.11を前に鎮魂のための自粛というか、そんなものでもあるのかと思ったりもしたが、どうやらそうでもないという。
地元の人は平日はこんなもんですよ、という。
日曜日なのにこんなのは珍しいと言っていた。

何とも不思議な1日だった。

そういえば、雪を見たのはいつ以来だろうか?
雪を踏みしめる感覚は本当に久しぶりだった。
これに関しては、子供の頃のよくにちょっとテンションが上がった(^o^)

沖縄との邂逅

2012-12-12 15:48:11 | 旅行
話はいきなり沖縄とは何の関係もないところから始まります。

滅多に日本のドラマは見ない僕が、今必ず見ているドラマがある。
それは「遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~」という、生田斗真主演のドラマだ。NHKの朝ドラではない。なぜ、このドラマが沖縄と関係あるのかは後ほど。

僕がこのドラマを見る理由はただひとつ。舞台が高知県四万十市であること。
四万十市とは市町村合併でこのような名前となったのだが、その市の大部分は旧中村市が占めている。
正木家はその中村市の山間の小さな村落を出自としているのだ。
僕自身はそこに住んだことはない。けれども、小学生の頃には、夏休みになると高知県の田舎へ行って過ごしたりもした。
その後、そこに住んでいた祖母も埼玉県に移り住み、そこは廃屋と化してしまった。
そして、家の裏山にあった正木家のお墓も埼玉県に移した。
今でも、そこには正木家の土地はあり、たしか誰かに貸しているというようなことを聞いたことがある。

一度でもこのドラマを見たことのある人なら分かると思うが、四万十市は地方都市ではなく、本当に田舎という言葉がぴったりとくるような場所だ。テレビの中で描かれている大手スーパーの進出によって、小さな商店街が潰れていくというのも本当の話だし、あそこに映し出される山間を流れる四万十川の美しさ、手すりのない橋など、まさに子供の頃に見た、僕の記憶の中にある風景そのものだ。
だから、ついつい「遅咲きのヒマワリ……」というドラマを見てしまうのだ。

話は変わるが、僕が「沖縄」という場所を意識したのは高校生の時だった。
おそらく、JALの沖縄キャンペーンのCMだったと思う。山下達郎の「高気圧ガール」という曲がテーマソングとなっていて、多分久米島のはての浜の風景が流れるというものだった。
海なし県である埼玉に住む高校生には、そこはまるで別世界のように見えたし、山下達郎の曲もまたその気持ちを盛り上げてくれた。
僕が沖縄に行ってみたいと思ったのは、このときが初めてだった。それ以前は、社会の授業で習う程度の知識しかなかった。つまりは、ほとんど知識がなかったということだ。学校の授業では沖縄県のことをほとんど教えなかったし、当然試験にも出てくることはなかった。

高校2年の夏休みのこと。ある友人が沖縄へ行こうと言い出した。しかし、さすがにアルバイト禁止の学校に通う高校生がそんなお金を持っているわけもなく、その代替案(今思えば代替にすらなっていない)として、高知県中村市にある正木家の家に行こうということになった。青春18きっぷ(今もあるのかな?)確か7日間分の電車乗り放題のきっぷだったと思う。それを人数で割って、ほぼ24時間かけて埼玉県から在来線を乗り継いで高知県まで行った。(当時は時刻表を見てきちんと計画を立てることの出来る人がクラスに一人はいたものだった)
正木家の実家は中村市の山間にあったのだが、バスに乗ればおよそ30分程度で海に行く事が出来た。
まだ、CDが出たばかりの時代。CDプレイヤーのような高価なものは買えなかったので、僕のラジカセを担いで海に出た。その時にかけていたのは、必ず山下達郎だった。「高気圧ガール」の入ったアルバム。(実はこのアルバムには名曲「クリスマス・イブ」も収録されていた)
高知県中村市の海は、もちろんテレビで見た沖縄のような透明感のある美しさはなかったけれども、東京近郊の海とは全く比べ物にならないほどの美しさだった。
僕らは毎日その海に出かけた。そして、その海に行くためにいつも四万十川にかかるあのテレビで出てくるような橋を渡った。
このドラマを見ると、あの夏のことを思い出すと同時に、ふと頭に浮かんでくるのがJALの沖縄キャンペーンのCMで流れたはての浜の景色なのだ。

今、その中村市(現四万十市)の風景を沖縄で見ているということがとても不思議に思えるのだ。


その後の話はまた気が向いた時に書こうと思う。