落ち葉街道 秋景色

久方振りに高度300mを歩いてみた
東京タワーの高さだ。

落ち葉が路面に散っている
路肩の土が不自然
これはイノシシの仕業なのか?　役場の道路管理者がスコップで寄せたのか?
なんて思いながら　くねくねとした山道を進む。

暑くなり上着を脱いで腰に巻き　歩き続ける
心拍数は120を越えただろう
これで下腿部から心臓に戻れなかった血液も戻り
鬱血は治ることだろう
血栓が脳に飛ばなけりゃ良いが。

イガ栗が落ちていた
皆　空っぽだ
中身を持って行ったのは人なのか野獣なのか
もしイノシシが出てきたならば対峙しなければならない
もう体捌きなんか出来ない
後頭部を打ち気絶しないようしなくてはなんて考え乍
首筋を擦る。

道路に落ちている　綺麗な落ち葉が　腐った落ち葉に変わった
道路管理の境目である　隣町に入った。

隣町から登って来る道と交わった
ここまでは人と会わなかったのに
ここからはグループや家族連れが登って来る。

300mの頂上で水分を補給しながら下界を望む
雲海が美しい。


帰りは別の道　細い登山道にした
途中　山ガールのグループに遭遇する
ガール達が避けて譲って呉れた
ここは　レディーファーストではなく　ジジーファースト也。

半年前に歩いた時は　往復3時間だったが
今回は4時間　掛かった
体力の衰えであるが
歩けたことだけでも良しとしよう
歩数系は20,000歩を表示していた。