竹が衣を脱いだ。
この竹の皮が昔は弁当箱代わりをしていた
遠足の時には これで握り飯を包んで
それを風呂敷で縛り せたろうて行ったものだ。
最近は竹の皮に模した印刷包装紙を使っている店も有るが
まだ依然として天然物を調達している所も有る様だ。
天然物は内側がコウティングされていて
水分が染み出さない優れものだったな
ただ規格品じゃ無いため 大小様々で
握り飯三個包めたり二個しか包めなかった . . . 本文を読む
朝八時ころカラスの鳴き声がやけに大きい
我が家のアンテナに止まって鳴いている様だ。
九時半 偏食婆さんを連れて眼科に行こうと玄関を出た
すると藤棚のハトの卵が落下し無惨にも
木っ端微塵に成っている
近寄って見ると
ヒナが形成仕始めていたとみえ 柔らかな頭蓋骨が
殻の近くにこびり付いていた。
朝のカラスの異常な鳴き声はハトに対する宣戦布告だったのか
昨日まで卵を抱いていた親鳩はもう戻って来ないだ . . . 本文を読む
この土日で田植えが終わった様だ。
夕飯を食べ終わり カメラを持って外に出た
日が沈みかけていた
"田ごとの夕日"が撮れないかとあちこち探し廻ったが
ベストポジションがなかなか見付からない。
三脚を据えた所に
田の持ち主であろう おばちゃんが軽トラで見回りに来た
不審な顔で「なにしてんの」と話しかけてきた
カメラを見せ夕日を撮るんだと言うと
安心して世間話をして帰って行った。
47回シャッタ . . . 本文を読む
酎が切れた。
子供の頃の「昔々の物語」に
飲んだくれが妻や子供に酎を買いに行かせる場面が 有った
そんな物語は
買いに行かせる奴を「悪」と描がいた物語だった。
今日久しぶりに飲んだくれていると
途中で酎が無くなってしまった
しかし 買いに行かせる妻や子はいない
フラフラしながら自ら買い出しに行く事になる。
途中家並みを見ながら
「この家の親爺は酒乱だったな、ここはアルチュウだったっけ、ここ . . . 本文を読む
雉鳩のつがいが特急で我が家の藤棚に突っ込んで
来たのが見えた、 何んだ! と思った
数分後藤棚の方からクークークーという鳴き声がしてきた
外に出て見ると藤棚の下に鳩の糞が落ちていた
藤棚を見上げると鳩が巣を作っていたのだ
可愛い目をしていた。
遠い昔になるが 小学校の国語の教科書に山鳩のことを
書いたコラムがあったのを思い出した
その影響で以来山鳩が好きになっていた。
後年 平和のシンボルも糞 . . . 本文を読む