鶴岡法斎のブログ

それでも生きてます

4コマガロ

2007-04-04 14:25:21 | 雑記
白取さんが「4コマガロのこと」という文章をブログにアップされた。
考えたら、自分もここからスタートした人間だった。
俺の記憶が確かなら「鶴岡法斎」という名前が人前に登場したのは4コマガロの投稿者として、だった。当時、高校生。
マンドラゴラが主人公のよくわからん4コマだった。
掲載されたのは確か一回限りで、それ以外は「今月の惜しい人」みたいな扱いでほぼ毎月名前が出ていた。それでも嬉しかった。
自分はマンガ家、ないしはデザイン関係の仕事に進もうと思っていた(そもそもそれ以前に中学三年の時にガロに持ち込みをしていまは亡き長井さんに「滅茶苦茶するなら徹底的にやるんだよ」といわれて根本敬さん(など)のマンガを見せられた、という思い出も。またそれは別の話か)。
そうしたら父親に美大進学を反対され大喧嘩して半ば自暴自棄的にサラリーマンになった。
そして東京で暮らした。
当時、いろいろ憎んでいたのだと思う。
アルコールで身体を壊した。精神的にもかなりおかしくなった。
幻聴が聞こえるようになり、酒がなくては人と会話ができない状態になったこともあった。
吐血。下血。そして倦怠感。
それでも職を転々としつつ、居場所を探した。
それからライブハウスに入り浸るようになり、いろいろあって現在に至った。
ライブハウスで英知出版(!)に出入りしてるフリーの編集者に出会い、ライターになることを勧められた。
そしてその時、自分は「ペンネームは鶴岡法斎で」といった、はずだ。

それからまたいろいろなことがあった。
大喧嘩したはずの父親とは最近は比較的普通に会話できるし、自分は気がついたらこんな仕事。

順調とはお世辞にもいえない道のりだったが、何とか居場所、もしくは出口を見つけられたのだろう。

だから、オマエも、な。

最新の画像もっと見る