鶴岡法斎のブログ

それでも生きてます

誰でもオタク系ライターになれた。いまは無理

2006-10-20 08:05:00 | 雑記
要するにバブルなんですよ。
オタクバブル。そういうものがあって(自分の認識では95年~現在)、編集者などは「書き手」を探していたから。とりあえず表に出ることは出来た。でももう無理だろ。
だって座席埋まっているもの。
俺の独断だけど米澤さんが亡くなってしまって、表現論以外のマンガ評論に関しては確かに不在感がある。
でもコミケは米澤さんの遺志を継いだ実行委員が(たとえ永久に続かなくても。それはコミケがいろいろな問題を内包しながら継続しているから)続けるだろうし、評論に関してだって自分の見た感じ、別に誰もいない、って気はしない(「不在感がある」と書きながら。な)。
まあね、別にいいんだよ。マンガ評論って食えないから。マンガって基本的に立ち読みとかできるから事前情報ってそんなに必要じゃないのね。いまの膨大な数のマンガが出ている状況では水先案内すべき人は必要だと感じるけどそれが専業となるかは別。
ただ何とかして「マンガ」という文化がこの日本で独自に育ったという事実は伝えていくべきだし、これからも発展させていくべきだと思う。
それは各々が各々の方法で動けばいい。
自分も援護射撃はするよ。でも評論じゃなくて雑文しか書けないけどね。
でもやるよ。自分の器にあった仕事をやる。

話、戻すね。
この異常な状態ってのがあったんだよ。オタク系ライターを業界が求める状況ってのが。そこでいろいろな弱肉強食があったわけ。
で、もうちゃんとした人がそれなりにいるからいまから来るのは絶対に不利だって。
また個人名出すよ。氷川さんがいればアニメ評論ってもう終わりなんだよ。あの人が完全な王道パターンを作ったから。氷川さんに勝てる、もしくは氷川さんと違った方法でアニメを評論するって覚悟がある人はやってみたらいいよ。それで業界で生き残れたら見事だと思う。
俺が詳しくないだけでゲームやフィギュアにもそれなりの人が、もういるはずだよ。絶対に。

またいつくか余談を思い出したけど混乱しそうなのでこの話はここまで。

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