だって猫だもん

猫のお母さんになっちゃった。
うちの子たちを見てってね。

syu5537jojo@yahoo.co.jp

人のセックスを笑うな

2009-02-02 23:44:43 | 覚書
2月2日(月)晴れ

デスノートを見てから、
松山ケンイチくんて、なかなか良いなと思う。あんな個性的な役をやっても普通の
役も違和感ないし。なのでビデオとかいろいろ見た。
 19歳と39歳の恋愛、だそうだが、これがとてものどかな映画だった。芸術大学っぽい学生が3人。そこに女性の講師が来る。学生の一人と講師がこの映画の二人なのだが、登場人物少なくて、それぞれの心情がわかりやすく、出来事が何かあるわけじゃないのに、見ていて飽きない、不思議な映画。かもめ食堂もそうだったけど、俳優のちょっとした仕草だけで、見せてしまう。蒼井優が、お菓子を食べるだけのシーンなのに、何となく微笑ましく見てしまう。処はどうやら群馬で、のどかな風景の中、二両編成の電車が走っていく場面がよく出てくる。この背景と登場人物が妙にマッチしてるというか、皆素直でどこにでもいそうなキャラばかり。そして会話がものすごく普通。人がいつも話してる会話ってあるが、これをセリフにしたらそりゃ無理だろう、芝居で脚本になるのなら、それなりの「セリフ」ってあるものだ、と思うのに、この映画の、特に、永作博美と松山ケンイチの会話があまりに普通。いや、これも演技なんだろうなあ。
 作中で、永作博美の夫役が「あがた森魚」だったんだけど、この人、私が娘時代知ってた、あのあがた森魚なのかなあ・・・・。名前珍しいし、きっとそうかなあ。この夫役も良かった。普通、映画ってバックに音楽が流れるものだが、そういった音がなくて、これも役者の腕なのかも。そして最後に、会えなくなったからって終われるもんじゃない、(多少違ってると思うがこんな意味)という文字が出る。良くも悪くも目立つ人物が物語にはなりがちだけど、この映画の中の若者らはみなとても平凡。そしてこういった若者がほとんどなんだろうなあ、と思う。ほっとする好ましさがあるが、これを演じるのだから、きっと皆芸達者なんだろうな。はらはらドキドキする映画も、そりゃいいが、こんなのもたまにはいい。



 大好きな朱音と。