拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  万葉の思い

2021年12月31日 | 観自在

  政治経済事情がかつてないほど低迷している日本に対して、恋い焦がれる世界中の若者たちがいるのは何故だろうか?

  あるヨーロッパ人のYoutube報告によると、今年イギリスで一番利用された語学アプリDuolingoは『日本語』だったそうだ・・・。

 

  その理由は色々あるだろうが、結局は『日本文化の隠し味』としての『サトリ=悟り=郷里』があることは間違い無い・・・とは馬骨論。

  『悟り』から滲み出る、日本人の営みの中に隠しようがなく『その味』が至る所に出てしまうのだと思う。

 

  その『隠し味』はたぶん仏教以前、或いは仏教とともに日本人が培ってきた『言葉文字』に意識(無意識)的に編集・構成しながら

  俳句やら短歌などで、えんえんと語り・読み伝えられてこんにちの日本文化を形成してきたのであろう。

 

  そこで一句  『 万葉の 思いをのせた 言の葉を 読み解く君の いと愛おしき 』 : 一撮

 

        

 

  といいながら、日本文学の『ブン』すら知らないまったく無学の自分が、云々しているのが甚だ滑稽だ。

  しかし、その昔私達の文字を持たなかった祖先が中国から漢字を輸入して『万葉仮名』という本来の漢字の意味を取らず

  音だけを用いて表した、例えば『山』を『也麻』、『大和』を『八間跡』・・・などなどをみるにつけ、『オヤジギャグ』と自虐的に

  とらえていた馬骨風『日本語』解釈(漢字=感じ)に通ずるモノがあり、『万葉仮名』から七転八倒しながら編み出した『片仮名・平仮名』

  を駆使して日本特有の『花鳥風月』の文化を培養していった祖先の『DNA』を確かに受け継いだ日本人『馬骨』の存在をみるのである。

 

  今年2021年、私は『考えるな、漢字ろ!』から始まった、『悟性中心』の日本語学の研究(解釈)を『悟学』として捉えることができた。

  来たる2022年は『悟学』を一層掘り下げ、私達日常使っている『言葉』の中に禅が『悟り』の手段として用いる『公案』のあることを提唱していきたい。

  

  



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