拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 知音 (チィ〜ン)

2021年05月29日 | 観自在

  引越し準備の片付けをしていると、昔頂いた禅僧の書カレンダーの大意を説明している部分を切り取ってホッチキスでとめた冊子が出てきて

  たまたま開いたのがこの言葉『敬愛貴知音』・・・で、真に心の通じ合った師友(知音)はまさに仏天より授かった貴い宝である…と説明していた。

  親友のことを知音(ちいん)と発音する言葉が面白いなぁ・・・と思う。

  私は『観音』という言葉によって自己の禅境が深まったように思うが、この『音』を共に観知った者どうしが『友』であるというなら、

  最初の友は自己自身・・・ということになる。臨済禅師のいう『無位の真人』との出会いは己を無になりきった時に出会う『知音』に違いない。

  駄洒落のようだが、禅定に入る時、坊主がチ〜ンと3回鐘を鳴らすのも、凡夫が知音との出会いを導くためであろうか?

        

  今朝、相方と二人でローザンヌの森へ散歩に行くと、樹木の切り株を利用した見事な『山羊ブックタン』が雄叫びをあげていた。

  いよいよ今日辺りから暖かい初夏になるようだ。来週の月曜日からレストランもいよいよオープンするようだし…

  ただ、花粉症で鼻汁がでて、眼がいずいくて集中力がゼロ。なんとかならんかな。



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