コロナ with ニコル

　　相方ニコルの誕生日が無事済んでホッとしていたら、翌日の9月7日にニコルがコロナと判明。

 

　　この日、私はパスポートの更新でジュネーブに行っている間、相方は一人で一時間の湖畔散歩コースの出発点までバスででかけた。

　　そのバスの中で、相方は不可解な出来事に遭遇したのだそうだ。

　　バスの向かい合わせ4人席が空いていたので窓側に座っていると、途中で三十代後半ぐらいの品のある女性が横の席に坐った。

　　そしてしばらくしたとき突然、その女性が物凄い形相で相方を睨みつけ、大声で何だか分けのわからない因縁をつけてきたのだという。

　　相方は驚きながらも、すぐ頭の正常な人ではない・・・と気付いて無視していたら、次の停留所で彼女は降りていったというのだ。

　　相方は散歩出発地点でバスを降りて予定通り散歩をしたが、途中から体調がどんどんおかしくなり、帰宅した時には完全に風邪の症状で

　　寒気がして身体の節々が痛く、こりゃおかしいと思い、近所の薬局で検査をうけコロナ陽性が判明・・・

 

　　ここまでの経緯を後で聞き、嗚呼それはその女の『邪気』に当たったのだ・・・と私は思った。

　　異常な人は物凄い異常なエネルギーを持っていいるもので、不意打ちでそれをまともに受けると体調を崩す場合があるものだ。

　　『邪気』という言葉は鍼灸治療を学んでいる時によく耳にし、実際治療中に邪気を受けることもあった・・・。

 

　　スイスの人口は約870万人でだいたい大阪府の人口。スイスの面積はほぼ九州ぐらいだとするとその人口密度の薄い事がわかる。

　　日本では変な人に結構行き当たるが、スイスではめったに行き当たらないので、こういう時はビックリする。

　　　　

　　その3日後、彼女のコロナが私に感染ってしまった。　我々何が辛いと言って『喉の痛み』・・・これは尋常ではなかった。

　　最近私ら夫婦は『コロナ』のことをすっかり忘れるぐらい、スイスでの生活はコロナ以前の状態に戻っていて

　　コロナはどうなっているのか？と聞くと増えているが、風邪並の取り扱い・・・らしい。

　　最近ではスイスのキスの挨拶も復活しつつあるようだ。（人によりけり）

 

　　この機会に2年前コロナ全盛の頃の出来事を振り返り、スイス生活について考察してみよう

　　1〜私はスイスに来て初めて『Go back to China !』と街ですれ違うオッサンに言われた。（睨みつけてやったが…）それ一度のみの経験

　　２〜６階にすんでいる我々夫婦のために買い物を勝ってでるボランティアの女性（２人）がいて、感謝に耐えない思いをした。

　　３〜義母が入院してコロナに罹り、相方が会いにいくも困難、医者を説得し防護マスク＋服で会いに行った事。

　　４〜90歳だった義母がコロナに耐えて無事退院したこと。その間義父が一人で自宅で頑張った事。（食事など配達を受けていた）

　　５〜私ら夫婦は二人共退職していたので、通常に働いていた人々の困難はいかほどのものであったろうか・・・と思い巡らすばかり。

　　６〜『引きこもり』状態結構タイプの私は、インターネットのおかげもあり退屈もせず過ごせた。（相方もいるし…）ブログにも精が出た。

　　日々の生活にそう変化がないので、あんまりこれといって書くことを思いつかなかった。

　　　　　　　

　　先日お亡くなりになったエリザベス女王の2020年4月9日、自国民に向けてのコロナ禍を皆で乗り切りましょう…という

　　励ましのTV演説での一幕。・・・安倍元総理の国葬や統一教会問題も含め、この女王様のお言葉と真逆の状態に貶めた安倍政権との

　　対比が・・・というか、このタイミングでこういう事が起きた歴史的因縁を観るに、本当に何かが変わろうとしているようだ。