拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  イマジン=アイデンティティの場

2022年03月18日 | 観自在

  ジョン・レノンの歌でもっとも有名な歌は『 Imagine 』だろうと思う。

  その2番目の歌詞には、こう書かれている 

  『 国というものは 無いと想像しなよ できないことではないよ

    殺す名目も 犠牲になる名目も 無いのだと それに宗教というものも 無いのだと

    ただ、人間が平和に 暮らして いるだけだと・・・』

 

  ジョン・レノン(1940〜1980)は、私(1952年生)よりちょうど一世代うえの人で、彼がビートルズで大活躍して

  いた頃は、私は10代前半で、メロディは知っていても英語の歌詞がわからないので、ビートルズの影響はほとんど受けなかった。

  しかし、ジョンが小野洋子と一緒になりソロ活動に入ってから発表したアルバム『Imagine』1971年、私は19歳。

  ジョンが死んだのが1980年で私は28歳、私の20歳代のほぼ10年間はジョン・レノンがソロ活動していた時代と重なり

  他の若者同様、大なり小なり影響を受けたものであるが、いま『イマジン』の歌詞をあらためて読むと『悟り=郷里』を

  ジョン・レノンなりに歌って、人々を『空』みたいな次元へと鼓舞していた事がわかる。

 

  私はウクライナ人・・・、私はロシア人・・・、私は日本人・・・そんなことは『どうでもいい!』

  Imagine、 みんな『空=0=無限』で、皆おなじ『郷里サトリ』、おなじ『アイデンティティ』で争う理由なんて無い! 

 

  『イマジン』の歌詞は最後にこう歌っている

  『 僕のことを 夢想家だというのかな でもこう考えているのは僕一人ではない

    いつの日か あなたも解ってくれたらな… そうしたら 皆が一体なんだけどな・・・』

 

       

  この写真は、10年前に叔母(父の妹)を訪ねた時、複写させてもらったもの。

  真ん中に坐っている少年が私の父だ。私が幼少の頃まだこの店は存在していたが、父は放蕩息子で祖父からは勘当されていた。

  だから、父が蒸発しても母は父の実家から援助を受けなかった…のか、受けれなかったのか、今は知る由もない。

  



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