拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

   婆助っ人

2022年10月11日 | 娑婆惰罵駄(シャバ・ダバダ)

  世に『相身互い』・・・という言葉があるが、生まれて初めて使ったかも。

  これまで色んな人に色々お世話になったけど、今日みたいのは初めてだった。

 

  私は退職してから、スイスに住んでいる日本人が立ち上げた相互扶助的なグループのメンバーになった。

  目下のところ98%女性で、フランス語圏では男性は私一人・・・という喜ぶべきか?(正直怖い気もするときがある)

  活動のメインはその道の専門家を招いて講習会とか、お散歩会とかゆるい集いの会であるが、一年ほど前に

  スイスで30年ほど歯科衛生士として働いていたCさんが退職後、その知識を我々グループのメンバーの為に役立てようと

  講習してくださり、最後に『歯のことで、何かあったら相談にのりますから遠慮なく 』・・・と言っていただいた。

 

  それで2週間ほど前に、私の歯のことで相談するとじつに親身に相談に乗っていただき、オススメの歯医者さんも紹介して頂き

  今日その紹介していただいた歯医者に同行してくださった。いくらなんでも同行までは・・・と遠慮したが、時間がありますし

  他の人にも同行してますから遠慮せずに・・・と言うお言葉に甘えたのだ。

  実は、私の住んでいるアパートの下の階に歯科院があり、そこで前歯のインプラント+親知らずの抜歯の見積してもらったところ

  あまりの高額に腰がぬけてしまったのが、Cさんへの相談の原因であった。スイスでは歯の治療は保険が効かないのだ。

 

  というわけで、今日の歯科院行きとなり、結果親知らずの抜歯は必要がない事、その代わり糸切り歯の治療とインプラントで

  前の見積の2/3以下の新見積・・・となった!

  で、若い歯医者さんが私の歯を見ている前で、元歯科衛生士のCさんがじっと成り行きを観ているという、

  歯医者さんにとっては、やりにくいのでは…と邪推するが、彼女はなんとも思ってないらしい・・・。

 

  『婆助っ人』ならぬ『婆歯助っ人』・・・という存在に、私は感動したのである。

 

           


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