拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 『日々是好日』鑑賞(映画と本)

2021年04月10日 | 観自在

  

  昨年だったか、アマゾンプライムで映画『日々是好日』を観て、素晴らしい…と思った。

  それが先日、北海道の田舎に住んでいる姉と携帯の映電で話した時、この映画の話がでてもう一度見る気になって観てみた。

  そしてさらに森下典子著の原作『日日是好日 お茶が教えてくれた15のしあわせ』を読んだ。

  この本を読んで、一層、映画『日日是好日』の素晴らしさを再確認したが、作者がお茶を通して『気づいていく』事柄を

  私が禅の修行で感じた事柄と照らし合わせながら、その当時、私自身言語化することが出来なかったであろう思いなどが

  書き留めてある、数々の珠玉の言葉に出会って、日本の『道の文化』が健在している事実と、

  そういった難しい内容を見事に『本』や『映画』にして世に出してくた人々に感謝と賞賛を送りたいと思った。

          

          

  『世の中には「すぐ分かるもの」と「すぐわからないもの」の二種類がある。

  すぐわからないものは、長い時間をかけて少しずつ気づいて、わかってくる・・・』作者の言葉

  ここに『日日是好日』の日日の積み重ねがあることがわかるが、

  この日というのが、『曰く言い難し』の曰くの積み重ねである『一黙』の行・・・とも観えてくる。

  達磨さんの教えを、『道の文化』として黙々と伝えているところが素晴らしい。



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