拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 『龍馬伝』を見て

2016年01月09日 | 大義の旗(2015、9月~)
 ネット配信のおかげを持って、昨夜NHKの大河ドラマ『龍馬伝』を見終える。

 何たるタイミングであろう・・・。と、おもわず溜め息をついた。

 調べると『龍馬伝』は 2010年1月3日から11月28日 まで放送された大河ドラマ第49作とのこと。
 言うまでもなく、大惨事が起きる2011年3月11日以前のことであった。

 ボクはスイス滞在で、JSTVなどというスイスでも見られる高額な配信装置など持っていなかったので、今日になるまで
 そのドラマの全貌を見ることが出来ないでいたのだ。

 この『龍馬伝』は今こそ、日本国民が再び見るべき『大河ドラマ』であると強く思った。

 このドラマを見れば、あたかも2011年の『3・11』によって国難におちいる日本を予見するが如く、いまだ国民放送であったNHKに
 よって制作、放送された大河ドラマであるという所がいわく言いがたい因縁を感じぜぬにはいられないだろうと思う。

 このドラマは『3・11』の以前と以後とではドラマが提起する『日本国の在りかた』という問いに対して苦悩した当時の日本人
 特に坂本龍馬に対する共感の度合いが大いに違ってくるのではないだろうか。
   (全編を見るのは大変であるから、30回目あたりからが・・・見ものですし、今の日本に重ね合わせて考える事が出来ます)

 2010年に良き国民放送NHKによって制作、放送された『龍馬伝』こそは、現安倍政権によって混乱に陥った国難を予測しつつ
 『個人の尊厳』を最も大切にした人間の先輩『龍馬』の念願が2016年の標(しるべ)となって表されたものであると思う。

        
         猿の年である今年は『叡智』を問われる2016年となるであろう・・・の図
 
 
 
 

 


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