拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 古池や…ジャポン!

2021年03月06日 | 観自在

  日本のことをフランス語で『ジャポン!』…っていうのが、私は非常に気に入っている。

  私が『東洋自分なり研究所』を設立するにいたった理由がじつは、『Japon!』で、これが芭蕉の俳句

  『 古池や 蛙飛び込む 水の音 』…が、この水音『ジャポン!』に由来している事実を知る人は少ない。

  そして、こんなにシンプルな風情、時間にしてほんの2,3秒の出来事を日本語でわずか11字、17音で表現している事実…凄くない ?!

  この俳句を書いた芭蕉も凄いが、それを評価する日本人の文化レベルが尋常じゃないよね。

  この水音=Japon!・・・が、洋の東西、岸の此彼、人間の生死、などなど色空を再び結ぶ(=Religion)役割を果たしている。

  私ごとで恐縮であるが、私のヨーロッパに居る『存在意義』が実にこの水音(Japon!)の一点に集約される思いだ。

  逆に、Youtubeをちょっと見るだけでも、日本に開眼した外国人達が日本文化を絶賛している動画が目白押しである理由も

  実は『水音=Japon!』を日本人以上に『聞く耳』を持っているからにすぎない。

  2021年の政治、経済ボロボロの日本に住んでいても、物を大事にするジジ・ババや、ちょっと道を尋ねただけなのに、

  わざわざ道案内してくれるオジサンやオバサン方がいたり、細々したところに気配りする国民性に『郷里(サトリ)』を

  外人等は感じとっているのである。

    『 古池や ジャポン!飛び込む 外国人 奥の細道 尋ね訪ねて・・・』  一撮

        

         三十数年前のニコルの絵。日本に飛び込んでいる図

  



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