拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 ボクサー

2016年06月09日 | 観自在
 ネットを見ていたら、ポール・サイモンの『ボクサー』に出会った。
 モハメド・アリを追悼してポール・サイモンが彼のコンサートで『ボクサー』を演奏したという動画・・・だった。
 もう30年以上(或いはもっと)見ていなかったサイモンはすっかりと云うか、立派にというか『爺さん』になっていた。

 それかキッカケとなってYoutubeで 『サイモンとガーファンクル』時代の動画などを見て久々に大還暦をした気分になった。

 すっかり忘れていたけれど、彼の音楽との出会いは かの有名な映画、若きダスティン・ホフマン主演の『卒業』1967年(日本では1968年公開)だから
 ボクが高校一年生か二年生の頃 だったのだろう。
 その後、神戸などで一人住まいした頃(23歳頃)、ボクは毎晩ギターをひいてサンド・オブ・サイレンスとか、ボクサーとか練習したっけ。
 
 だから、今日たまたま この動画でポール・サイモンを見た時 ボクの青春は彼の音楽と共に在ったんだ・・・と、しんみり思ったんだ。
 このボクサーの曲も何回歌ったことか、そしてどれほど励まされ慰められたことか・・・当時は特に意識もしていなかったけれど。

 ググると、昔の相棒サイモンとはとうの昔に解散して、ポールはひとりで音楽の道を歩き続けていたんだ。
 一見渋いオッサン・・・だけど、中身は以前となんにも変わってないナイーブな若者のままでいてくれたこともうれしい。

 
               

 ボクが『禅』の道を歩んだのはポール・サイモンの『Sound of silence』の影響もあったのだろうか?
 意気地がないなりに、小さなリングで闘い続けているのは『ボクサー』の影響なのだろうか?


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