ボンゴ佐々木洋平のブログ

北海道ニセコ出身、国際教養大学4年生。スキ一の新たな表現性を追求してます。

インドで感じたこと

2011-09-29 12:54:18 | インド旅

インドに来てから一週間が経つ

まだまだ見るものはたくさんあるけど

感じたことはいっぱいあった

ジャイプルでは詐欺師にあって

人間不信におちいって

だれも信じられなくなった

もうこんな場所にはいるかと思って

どこも観光せずに

別の場所に移動しようと思った

でも宿のオーナーのおっちゃんは優しい人で

なんだか閉ざされたこころが開く感じがした

おっちゃんはせっかくジャイプルにきたんだから

もう一日ここに泊まって

バスを使って観光するのはどうだい?と言うので

そうだなここなら安心できるし

せっかく来たんだしもう一泊して

観光をすることにして

ジャイプルのハワーマハルやアンベール城などをを観光しました

 

風の宮殿

アンベール城

ジャイプルでもそうだったが

インドでは信号がない

だから、途切れることのない車とバイクの流れを見計らって

道路を渡らなくてはならない

みんなおかまいなしにとばしてくる

だから常に神経を使っていないといけないので

めちゃめちゃつかれる

それでもう都市は嫌になって

いなかに行くととてもすがすがしい気持ちになれる

バスに乗っていて前を見ていると

怖くてしょうがない

とばすし、前から来るバイクや車をぎりぎりでかわして進む

道もがたがたでバスはすごい揺れる

それでも同じバスに乗っていた

外国人旅行者は僕の横で本を読んでいる

もう片方の旅行者も電子版の本を読んでいる

よくこんなにゆれるバスで本が読めるなと感じた

そして、バスには次から次へとインド人が乗ってくる

運転手の周りにも7,8人のインド人が座っていた

前にいた若そうなインド人が旅行者の方を見ているのをみて

彼やほかのインド人はなんでももっている旅行者を見て

何を感じているのだろうと考えていた

インドの平均日給は驚くほど安い

地球の歩き方には一日100ルピーぐらいだと書いてあった

200円!!!

そんなんでどうやって生きていくんだと感じた

安宿だって一泊200ルピー

一日がんばって働いても安宿にすら泊まれない

だからインドは安い安いといっていても

彼らの視点からみたら決してそうでないことがわかる

ぎりぎりの生活をしている

だからなんとかしてお金を稼ごうと

旅行者にツアーを組もうとしたり

写真を撮らせて、写真代を取ろうとする

彼らの現状はわかる

だけど人をだまそうとしたり詐欺をすることは許せない

だから僕は彼らにお金をあげることはしない

あまりに多くの人が同じことをしているのできりがないのだ

子供も観光地に行くと

絵葉書やお土産を売りつけてくる

僕は必要ないからいらないよと言っても

プリーズと言ってせがんで来る

子供の目は必死だ

生活がかかっているから必死に売りつけてくる

こっちは必要がないものだし

悪いけどいらないよと言う

彼らを見ると心がいたむ

自分は日本でなにひとつ不自由のない生活をしてきたんだと痛感させられる

僕はかれらやこういう貧困国に必要なのはお金ではなく

教育だと感じた

フィリピンでも感じたが

教育を受けてないと人間としての道徳観や善意というものが身につかないんだと感じた

教育を受けなくても

家族がその役目をはたして

子供を教育すればよいのだが

ほったらかしにされたストリートチルドレンは

教育を受けるチャンスを逃してしまう

僕は日本にはすばらしい教育をしていると感じた

そして多くの人々が教育の大切さをしっている

だから学校以外でも多くの団体が夏休みを利用したプログラムを行ったり

野外学習を行ったりしている

僕は教育が国や人を豊かにしているとこっちの国に来て感じた

またジャイプルで感じたことの一つに

日本人は感動や希望をみんなで共有したがる人種なんだと思った

テレビ、雑誌、看板では多くの感動や希望を使ったフレーズを見る

それだけ日本人は感動や和を大切にしている

日本にいるとその和のなかにいなくてはいけない

義務感のようなものをいやに感じることもある

でも外の国に行くと

その日本人のもつ和を大切にする国民性に引かれる

そしてその和の中に自分もいることにすごい喜びを感じる

この国民性

不安に対してみんなでがんばろうとする力が

戦後日本を成長させた力なんだと感じた

僕は今回の旅で

日本人の国民性にものすごく引かれた

今でさえ、日本に戻るのが楽しみでしょうがない