Blue Apartment Life

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閻浮提は色即是空 空即是色?

2007年06月07日 21時30分52秒 | よもやま話
6月も1週間が過ぎました、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

ボクは特に変わったことも無く、平々凡々過ごしております。こういうのは幸せな表現なのか、それとも退屈で面白みの無いということなのか。

平凡??、凡そ平ら・・・・・大体のところ安定している、か。「浮雲」で高名な二葉亭四迷の小説にもこれをタイトルに冠したものもありますね、田山花袋やら藤村の自然主義へのアンチテーゼ的な半自叙伝で、自らを全て中途半端と表現していた人らしく、そんなマイナス発想と受け取ってしまいそうな小説の題名。
比較的いい意味では扱われない言葉なんですが、そんなに悪い言葉でもないような気もしなくは無い。要は穏やかという事なんでしょうから、問題無くてよろしい、良い意味で心に波の立たない生活。

今のところ波乱万丈の人生を送っているわけではないですし、堂々と「平凡が最高!」と言い切れるほど苦労もしてません。はたまた波乱に富んだ人生を求める根性もございませんですし、だからって今が最高!なんて思えるわけも無く。まあ色んな事を突き詰めて考えると、向上心のキープも儘ならず現状の生活に甘んじてるという事自体が何ともいいがたいのでありますが。平凡の線引きというのも中々難しく。理論的に平凡を昇華して考えてゆくと、四書に言うところの中庸となり、徳の高い平常心が必要となってきます。

そういう道徳的意味合いを含む平凡じゃあ無くても、例えば○○さんは変わってるとかそういうので、見るからに異彩を放った人は話すと存外常識人で、パっと見は普通であるがよくよく知っていくとすごく変、意外性も伴い尚更変わって見える。どっちが変人や?って話とか。ボクは全員変=全員普通と考えてますが(笑)

まあこういう話をすると個々の基準が様々である為、堂々巡りになってしまうわけでありますが。御託を並べたところで結局客観的に見られると、凡人なんですがね・・・・・、こういうのは幸せの基準にも似通った話かも。ボクの幸せな瞬間ってなんやろ??
 
皆さんにお店へ来て頂いた時ってな営業トークはさておき(笑)、好きなおかずでご飯食べてる時・山走ってる時・自転車いじってる時・寝る時。

・・・・・、1分程考えて出てきたのはこんなモン、チープです(笑)人其々好きな事をしてる時間が幸せなんでしょうが、時間を作るには余裕のある生活が求められ、余裕を生むのがホニャララの稼ぎ具合で。しかし、お金に縛られず生きてる知人もチラホラ居りますが、傍目に見るとシンプルで楽しそう、あくまでも客観視において(笑)。どちらが制限のある幸せなのかワカリマセン。トンチよりも実は風俗大好き一休さんも言ってますが、生きとし生けるもの生まれた瞬間から死に向かって制限ある時間を過ごしてるわけで。だから時間は無駄に出来ない!なんて思ってるわけもなく、無駄最高~、ダラダラ過ごしてます。無駄話から気付く真実というものは計り知れない含蓄があったりもして。

そうなんですよね、無駄な事って楽しいんです。

・・・・・・、最近の頭ん中を披露してしまったところで、最近発売されていました、





トラヴィスの新譜。

自分たちは消えても曲を残したい、なんていってる彼等です。実際ライブ観てると、純粋に音楽を楽しんでる様に見えなくも無い・・・・・そこはプロですからそれだけじゃないでしょうよ。しかし、実際そういってるだけに切り口は日常における些細な、それこそ平凡な誰にでも思い当たる事をを美しく描写してます、毎回感心させられますね~。でもやっぱり







2枚目が好き。数年前、メンバーの一人が生死をさまよう大病を患った為、彼らの事を評論する時に「幾度の苦悩を乗り越え」ってフレーズが良く使われてたりするんですが、そんな事を書く文字数を別の表現に使えば彼らの主義に沿うと思うんですがね。しかしその情報が無いとこういう文句を言えないのも事実。まあ、メディアというのは必要悪によって成り立ってるもので。それこそ平凡・非凡の振り幅を最大限に活用して世の中をコントロールしてます。まあ、そういうあ~だこ~だを飲み込んでニッコリ笑えるか、ほったらかしに出来るのが大人なんでしょうけど。


なんか、ネクラな日記になってしまいました・・・・・深い意味は無いんですがね。


これも無駄な楽しみって事で、お粗末さまでした。