不時着的無駄な無題。

のっけから興味無しな方には申し訳ないですが、





近頃発売された、東京サンエスのカーボンフォーク。

本日装着、わ～いわ～い。実際ずーっと悩んでたんです、純正で着いてたクロモリ製のジャンプフォーク





頑丈で安心感あったんですが、シングルのクロカンバイクには何かもっと合うのが他にあるはずやし。かといってＲ７とかＳＩＤとかの軽量サスフォークもなんか違う、リジット特有のプリプリ感が無くなるし。まあ着けたくなったらその時の気分で水色ＳＴＯＲＣＫちゃんのを載せ換えたらエエわけやし。じゃあいっそのこと変り種、ヤフオクでＡＭＰとかＮＯＲＥＥＮなんかのパラレル式探すか！う～ん、それもなんかな・・・・ヘッド上るし、本末転倒な気もするし。ヤッパカーボンやね、ＰＡＣＥか～、でもコイツにつけるには少々高級過ぎるような・・・・・。

なんて話をグダグダと１年程Ｍｕｇ師匠に聞いてもらってたんですが、前出ＰＡＣＥの半分以下の価格で世に出る事を数ヶ月前に聞き、即決→今日。


いや～、軽いですね。カーボン目も出てないですし、仕上げの美しさもＰＡＣＥには敵いませんが、上等上等。嵌合部も問題無いようですし。まだ殆ど走ってないですが、モチロン普通に軽かったです。

技術の進歩の恩恵というのは素晴らしいことで、厳密にいうと進歩に伴う付加価値の推移でしょうか？やってる内容の概略はほぼほぼ同等なんですが、その落とし込み具合により選択肢が増える。要するにより大きなバックボーンを持つ人間がそれを活かしコピーを作る、普及版で。そうするとより多くの人が手にすることを可能にする、売った人も潤う、流通の仕組みですな。

ここから先を考えると結構悩ませてくれるんですよね。

オリジンを手にすることが可能だった人、大枚はたいてイイものを手に入れた、ご満悦。ここまではイイんです。この後それに近似値的なものをより安価に獲得する人が出現、今回のボクのように「コッチで十分！そんな頑張らんでも。」なんて考えるわけです。そうするとその両者の間で軋轢を生じます。ＢよりもＡがいいに決まってる、いやいやＡなんかよりＢがリアルでしょとか。はたまた、羨ましいやろ、方やホントは羨ましいけどでも、とかね。本来モノとしてはどちらも正しいのに、比べる対象が浮き上がり易い為こうなってしまう。

極論ですけど。

流通の一端を担うボクらもそう、シャツ１枚とってもそう。コレはボタンホールまで手縫いで生地も海島綿で、どうたらこうたらでこんなにいいものなんです～。え？もう１枚の方？コッチはこの技術を活かして簡略化してるんです、モノとしては十分過ぎます！いいでしょ～。てな具合。勿論両方正当な考えなんですね。

ご飯でも車でも家でも、それから洋服も。物質的なもの、というよりも現世における全てはその対比から成り立ってるんでしょう、容姿・学歴・家柄・生国・人間関係も然り。それを超え仙人の様な生活をしてる人が居たとしても、そこからの対比でしかありえないんじゃないかなあと。


それぞれ何処に最も投資してるのかでバランスを取ったりしてるんでしょうけどね、相対性原理の座標軸みたいに。



まあ、真昼間にフォーク１本見ながらコーヒー片手にこんな与太話を考えてる余裕が有るのは、


目出度くお幸せで贅沢な証拠なんでしょうね・・・・・ハハ。