少し、古い話になるうえ、信憑性の薄い、ZAKZAK(夕刊フジ)の記事ではあるが、考えさせられる話があった。
それはスポンサーと人気のあるスポーツの人気の無いスポーツの選手に違いについてである。
女子ゴルフ、早くも人気にあぐら「前夜祭」大量欠席
スポンサーがっかり
天井知らずの人気上昇を続ける女子プロゴルフツアーは、今年度前半の山場となる「ヴァーナルレディース」を迎えた。今大会は女子ツアー史上最高額の優勝賞金2160万円で他の試合の2試合分で、選手のモチベーションは高い。ところが、早くも人気にあぐらをかいているのか、大会前、スポンサーをガッカリさせる出来事が起きた。
人気ナンバーワンの宮里藍がいない、5年連続賞金女王の不動裕理もいない、地元・福岡期待の北田瑠衣も、今季好調の古閑美保も…いない。
開幕2日前に行われた「前夜祭」は、主役と目される選手の大量欠席により、「一抹の寂しささえ覚える、大会史上最低のパーティーになった」(関係者)という。ツアー史上最高額の大会で、珍しく有力シード選手全員がエントリーしているはずなのに、だ。
冠スポンサーのヴァーナル社によると、大会エントリー選手108人中、出席した選手はわずかに45人。ある出席者は、「当然のことですが、会場では欠席した選手のことを話題にする関係者が多く、横峯さくらや上原彩子、福嶋晃子ら罪のない出席選手が、気まずい思いをしていたようだった」と振り返る。
今でこそ、巨人戦を上回るほどの視聴率をかせぐ女子プロゴルフ界だが、同社はその予兆すらなかった5年前から、「世界に通用する女子ゴルファーを育てたい。レベルアップのためには賞金額は高ければ高いほどいい」という社長の意向により、高額の賞金を捻出(ねんしゅつ)してきた。大量欠席はその恩を踏みにじるような暴挙だろう。
「史上最高額が選手規定に抜け道をつくり、大量欠席を生んでしまった」というのが、関係者の一致した見方。通常は大会前日に取引先などを招いて“接待用”にプロアマ戦を行うが、「今大会はその分も賞金に充て、最高額を達成した」(大会関係者)という。
プロアマ戦に出場した選手は、前夜祭に出席しないと、「注意」や「罰金3万円」などのペナルティーが課せられる選手規定がある。裏を返せば、今大会のようにプロアマ戦がなければ、出欠は選手の自由-。
ヴァーナル社の担当者も、その事情は理解しており、「それでも、選手には極力出席してもらえるようお願いしていた。社長は怒っていませんでしたが、今季は(欠席の)宮里さんと北田さんのW杯優勝など、社長の夢が一部実現して盛り上がっていただけに、少し寂しかったですね」と、落胆を隠せない様子だ。
それだけに、「来年? 開催するかしないか、プロアマ戦をするかしないか、いずれにしろ現段階ではハッキリしたことを申し上げられません」
時期的なことも踏まえた応対に聞こえたが、人気にあぐらをかくのは、まだ早すぎる。
ZAKZAK 2005/05/13
欠席したのは本当かもしれないが、理由は人気によるおごりかどうかはわからない。
何度も言うが、夕刊フジだから、半分は誇張か作り話であるということは念頭に置いておいて、読まなければならない記事ではあるが…。
確かに大口のスポンサーでありがたいのは確かだが、フィジカルにおいても、メンタルにおいても、試合の前日はコンディションをつくっておきたいという気持ちはわかる。
ゴルフは意外とたいへんなスポーツだと思うし。
けれども、今、人気が登り調子の女子ゴルフの、この行動は他の人気の無いスポーツの選手から見ると、実にぜいたくで、嫉妬心が沸いてきても仕方が無い話かもしれない。
この話を見て、思い出したのは今、女性で3人目のF-3000のドライバーの井原慶子さんの話だ。
彼女はレースクイーンからカーレースのドライバーに転向した異色の選手として有名だが、実力が未知数であった時期、あるいは、ある程度実績を積んできていても、スポンサーがつかない時期があったそうです。
スポンサーが無いトレースに集中できない。
彼女は生活費のため、バイトをしながら、スポンサーを探したという。
そして、今、F-3000のドライバーの位置までこぎつけている。
その苦労話を聞いていると、確かに一部の女子ゴルファーたちの行動は甘いのかもしれない。
スポンサーも無く、苦労しながら競技を続けているスポーツ選手は日本に本当に多い。
これは国がスポーツの重要性を重んじず、フォローしていないということにまず、問題があると私は思うが、この話は今はしませんが…。
とにかく、そういう選手が多い中の、この女子ゴルファーの行動を嫌味にちくられたわけである。
ブログを検索してみたら、意見は、
「何、人気におごっているのか」
という意見と、
「選手は試合前のコンディションを整えるのも仕事。スポンサーに付き合わなくていい」
という意見と半々だったような気がします。
スポンサーだって、人気の無いスポーツよりも人気のあるスポーツのスポンサーになったほうが宣伝効果は大きい。
マイナースポーツではいろんな人に見てもらえず、宣伝効果が望めない。
宣伝効果の望めないものに、スポンサーになる気が起きないのは当然で、スポンサーだって、遊びでスポンサーになっているのではない。
だから、スポンサーが人気がいいイメージで上り調子の女子ゴルフのスポンサーになるのもわかる。
確かにこのご時勢、お金を多くもらっている人間に対して、私も含めて、嫉妬心を抱くことはあると思う。
その嫉妬心でそのスポーツや選手が嫌いになることもある。
これは否定できない。
せっかく、スポンサーになって、大金を出しているのに、これではさみしい気持ちになるだろうし、
「今後は(お金を)出さない」
という気持ちになられたりするかもしれない。
今後、このことで一部の女子ゴルファーたちはどう行動をとるのだろうか。
信憑性が薄いところの記事とはいえ、よろしくない感情を持っている人がいて、情報を流したのは確かなような気がする。
それはスポンサーと人気のあるスポーツの人気の無いスポーツの選手に違いについてである。
女子ゴルフ、早くも人気にあぐら「前夜祭」大量欠席
スポンサーがっかり
天井知らずの人気上昇を続ける女子プロゴルフツアーは、今年度前半の山場となる「ヴァーナルレディース」を迎えた。今大会は女子ツアー史上最高額の優勝賞金2160万円で他の試合の2試合分で、選手のモチベーションは高い。ところが、早くも人気にあぐらをかいているのか、大会前、スポンサーをガッカリさせる出来事が起きた。
人気ナンバーワンの宮里藍がいない、5年連続賞金女王の不動裕理もいない、地元・福岡期待の北田瑠衣も、今季好調の古閑美保も…いない。
開幕2日前に行われた「前夜祭」は、主役と目される選手の大量欠席により、「一抹の寂しささえ覚える、大会史上最低のパーティーになった」(関係者)という。ツアー史上最高額の大会で、珍しく有力シード選手全員がエントリーしているはずなのに、だ。
冠スポンサーのヴァーナル社によると、大会エントリー選手108人中、出席した選手はわずかに45人。ある出席者は、「当然のことですが、会場では欠席した選手のことを話題にする関係者が多く、横峯さくらや上原彩子、福嶋晃子ら罪のない出席選手が、気まずい思いをしていたようだった」と振り返る。
今でこそ、巨人戦を上回るほどの視聴率をかせぐ女子プロゴルフ界だが、同社はその予兆すらなかった5年前から、「世界に通用する女子ゴルファーを育てたい。レベルアップのためには賞金額は高ければ高いほどいい」という社長の意向により、高額の賞金を捻出(ねんしゅつ)してきた。大量欠席はその恩を踏みにじるような暴挙だろう。
「史上最高額が選手規定に抜け道をつくり、大量欠席を生んでしまった」というのが、関係者の一致した見方。通常は大会前日に取引先などを招いて“接待用”にプロアマ戦を行うが、「今大会はその分も賞金に充て、最高額を達成した」(大会関係者)という。
プロアマ戦に出場した選手は、前夜祭に出席しないと、「注意」や「罰金3万円」などのペナルティーが課せられる選手規定がある。裏を返せば、今大会のようにプロアマ戦がなければ、出欠は選手の自由-。
ヴァーナル社の担当者も、その事情は理解しており、「それでも、選手には極力出席してもらえるようお願いしていた。社長は怒っていませんでしたが、今季は(欠席の)宮里さんと北田さんのW杯優勝など、社長の夢が一部実現して盛り上がっていただけに、少し寂しかったですね」と、落胆を隠せない様子だ。
それだけに、「来年? 開催するかしないか、プロアマ戦をするかしないか、いずれにしろ現段階ではハッキリしたことを申し上げられません」
時期的なことも踏まえた応対に聞こえたが、人気にあぐらをかくのは、まだ早すぎる。
ZAKZAK 2005/05/13
欠席したのは本当かもしれないが、理由は人気によるおごりかどうかはわからない。
何度も言うが、夕刊フジだから、半分は誇張か作り話であるということは念頭に置いておいて、読まなければならない記事ではあるが…。
確かに大口のスポンサーでありがたいのは確かだが、フィジカルにおいても、メンタルにおいても、試合の前日はコンディションをつくっておきたいという気持ちはわかる。
ゴルフは意外とたいへんなスポーツだと思うし。
けれども、今、人気が登り調子の女子ゴルフの、この行動は他の人気の無いスポーツの選手から見ると、実にぜいたくで、嫉妬心が沸いてきても仕方が無い話かもしれない。
この話を見て、思い出したのは今、女性で3人目のF-3000のドライバーの井原慶子さんの話だ。
彼女はレースクイーンからカーレースのドライバーに転向した異色の選手として有名だが、実力が未知数であった時期、あるいは、ある程度実績を積んできていても、スポンサーがつかない時期があったそうです。
スポンサーが無いトレースに集中できない。
彼女は生活費のため、バイトをしながら、スポンサーを探したという。
そして、今、F-3000のドライバーの位置までこぎつけている。
その苦労話を聞いていると、確かに一部の女子ゴルファーたちの行動は甘いのかもしれない。
スポンサーも無く、苦労しながら競技を続けているスポーツ選手は日本に本当に多い。
これは国がスポーツの重要性を重んじず、フォローしていないということにまず、問題があると私は思うが、この話は今はしませんが…。
とにかく、そういう選手が多い中の、この女子ゴルファーの行動を嫌味にちくられたわけである。
ブログを検索してみたら、意見は、
「何、人気におごっているのか」
という意見と、
「選手は試合前のコンディションを整えるのも仕事。スポンサーに付き合わなくていい」
という意見と半々だったような気がします。
スポンサーだって、人気の無いスポーツよりも人気のあるスポーツのスポンサーになったほうが宣伝効果は大きい。
マイナースポーツではいろんな人に見てもらえず、宣伝効果が望めない。
宣伝効果の望めないものに、スポンサーになる気が起きないのは当然で、スポンサーだって、遊びでスポンサーになっているのではない。
だから、スポンサーが人気がいいイメージで上り調子の女子ゴルフのスポンサーになるのもわかる。
確かにこのご時勢、お金を多くもらっている人間に対して、私も含めて、嫉妬心を抱くことはあると思う。
その嫉妬心でそのスポーツや選手が嫌いになることもある。
これは否定できない。
せっかく、スポンサーになって、大金を出しているのに、これではさみしい気持ちになるだろうし、
「今後は(お金を)出さない」
という気持ちになられたりするかもしれない。
今後、このことで一部の女子ゴルファーたちはどう行動をとるのだろうか。
信憑性が薄いところの記事とはいえ、よろしくない感情を持っている人がいて、情報を流したのは確かなような気がする。