振り逃げプロ野球

アテネオリンピック野球日本代表の一件以来、プロ野球界に対する不信感をつのらせる者のブログ

ナベツネ復帰だって!?

2005-06-04 14:48:01 | プロ野球全般
ナベツネ、復帰に意欲だと。

プロ野球:渡辺恒雄・前巨人オーナー、近く球団役職に復帰--テレビ番組収録で明言
プロ野球:渡辺恒雄・前巨人オーナー、近く球団役職に復帰--テレビ番組収録で明言
◇「球界改革取り組む」

 プロ野球の前巨人オーナーで読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長(79)は、3日収録されたTBSテレビ「時事放談」(5日放送)で「決算役員会、株主総会もあって、何らかの形でもういっぺん戻る」と語り、球団の役職に就いて球界復帰することを明言した。

 渡辺氏は「私の旧知の人たちが各球団幹部にいる。こういう時期だから体制強化のため、野球界の改革のためにそういう人たちと話す」と話し、リーグ最下位に低迷する球団のテコ入れや球界改革に意欲を見せた。

 役職については「現場の指揮は滝鼻(卓雄)オーナーに全権を委ねている」と述べた。オーナーへの返り咲きではなく、「会長」など別の役職に就くとみられる。復帰すれば、昨年8月のオーナー辞任から約10カ月のスピード復帰となる。

 ◇ミスターは「今月」

 また脳こうそくでリハビリ中の巨人終身名誉監督・長嶋茂雄氏(69)について「今はもう話すのはかなり自由だし、歩幅は僕よりしっかりしている」と順調な回復ぶりを明かし、試合観戦について「今月中に東京ドームがいいんじゃないのかな」と語った。10日からの西武3連戦か、14日からの楽天3連戦が有力。

 渡辺氏は、球団合併問題をきっかけにした球界再編騒動さなかの昨年8月13日、巨人スカウトが明大の一場靖弘投手(現楽天)に交通費など約200万円を渡したことを公表し、責任を取る形でオーナーを辞任した。

毎日新聞 2005年6月4日 東京朝刊


TBSの番組の宣伝だとは思うが、
勘弁してくれよ…
という話だ。

ナベツネがやめたことは去年の朗報だったが、球界はこのおっさんと、のちに捕まったおっさん(堤義明氏)がいろいろやって、球団を減らそうとして、ヒッチャカメッチャカになったのに、
「また、やりたい」
とは…。
情熱はあるかもしれないが、手腕がないのだからやめてくれ。
老いぼれのためのプロ野球じゃないだろう。
今年は最下位なだけにいろいろ、言いたいのだろうが…。

交流戦をやってみても、巨人戦の視聴率はよくないらしいし、来年こそは「巨人戦、全試合中継」というのもなくなるのではないだろうか?。
今年から、テレビ東京が中継を始めたので、地上波では巨人戦はあっても中継のない日があるが、面白くないテレビ番組は増えた時代にあっても、巨人戦がないテレビは実にうっとうしくなくていい。
延長がないから、ずれないしね。
減ってくれることに越したことはない。

ナベツネのおっさんが復帰して、今までのような力を出せるのか、出せないのかはわからないが、個人的には帰ってきてほしくない。

それと、この記事の中で、病気療養中の長嶋さんの話が書いてあるが、いつまで、長嶋さんに頼れば気が済むのだろう。
高齢だし、もう、こき使う必要はないのではないかと思う。
それにいつまでも長嶋さん頼りだったら、いつまでたっても新しい野球界にはならないような気がするが…。

プロ野球界に理念はないと思う

2005-06-04 14:27:51 | プロ野球全般
日刊スポーツの野崎さんの「まゆげのノーさん」の5月30日に更新されたコラムにこんなことが書かれていた。

「理念実践のために」
球界にとって6月は、重要な月。月末まで国内トレード、外国人獲得が可能だからです。

 出遅れたオリックスは、新外国人2人獲得。巨人もキューバ選手にアプローチしています。

 この2チーム以上に戦力補強が必要なのが楽天。交流戦で4連勝したとはいえ厳しさは変わりません。

 勝率2割台を低迷し、100敗が付きまとっています。田尾監督は「現有戦力でも100敗はしない」と言っていますが、戦力的には苦しいものがあります。

 50年ぶりの新規参入チーム。戦力の中心はオリックスと近鉄が合併した余剰戦力です。プラス各球団が解雇した選手をテストで採用した寄せ集め軍団です。

 各球団がせめて、ひとりぐらい主力級選手を供出して楽天の戦力を整えるべきだったのですが、そのためのエキスパンション・ドラフトは見送られました。

 今頃になって「エキスパンション・ドラフト」をやるべきだったという声が出ていますが、今となっては遅すぎます。

 せめて、6月末までの補強期間に各球団は協力しようと実行委でも了承されました。しかし、これは表向きの話。

 実際に楽天がトレードを申し込むと、断わられています。話し合いに乗ってきても、金銭トレードで法外な要求をされています。

 改革元年の今年ですが、いざとなったら各球団も、自分のチームが優先する体質は変わりません。

 楽天自らもある程度の補強費は用意しなければなりません。しかし、楽天の補強に協力するチームが出てくるのか。12球団共存共栄への理念を実践に移すためにも、各球団の英断が待たれます。


昨日、私が書いたブログに横浜の斎藤隆投手を獲得を楽天が目指しているが難航しているという話を書いたが、そう考えると、やはり「エクスパンションドラフト(拡張ドラフト)」をやるべきだったかなあ、とは思いますが、アメリカほど人間の感覚がドライではない日本人には主力看板選手の流失の可能性のある「エクスパンションドラフト」は受けないとも思うし、まず、保守的なプロ野球球団が「売り上げが下がるのはいやだ」といって、拒否をするだろう。
たかが1球団のために、自分のチームのみを削りたくないのはどこも同じだろう。
ましてや目先のことしか考えない、ビジョンのない、改革のスピードが遅い、日本のプロ野球界に、
「将来のため」
というのは無理だろう。

楽天が選手を求めて、探しているが、法外な移籍金を要求されているとか書いてありましたが、いやみなやり方ですね。
払えないのがわかっているなら、初めから額を提示しないとか、交渉自体しないとか、したらどうだろう。
楽天いじめの労力があるなら、他のことをしろよ。

まあ、6月までにいい選手が獲れるでしょうか?。
確かに楽天もお金を渋っている面もあるけど、それ以上に他が吹っかけているのもあることが野崎さんのコラムでわかった。
プロ野球界に理念はない。
今の時点ではこうとしか言いようがない。