これ、友達にかなり好評の、
古本の再利用ノート。
コレクターじゃなければ、
もう、役に立たない本もある・・・
この本は元々、1953年出版の本。
私は本に関しては、限りなくコレクターに近い気質があるので、
これを作るのは、毎回ものすごーく勇気がいるんです。
今回は、お店 に並べるべく、
久しぶりに、細かいところまで、ちゃんと仕上げました。
ブックバインディングは、
きっちり仕上げよう、
長持ちするものを作ろうって思うと、
時間をたーっぷりかけて、
コーティングとかをしなければなりません。
でも、それをするかどうかで、
寿命が全然違うんです。
今回は、ピンクのサテンのリボンで、
扉がきっちり閉まるようにしてみました。
こちらは背表紙。
今回のは5つのセクションから出来ています。
それぞれのセクションは8枚の紙で出来上がっていて、
各セクションは32ページから成り立っています。
総ページ数は160ページです。
使っている糸は、
ワックスがけをしたピンクのコットン。
ぜーんぶ手縫いです。
このテクニックは、「コデックス」と言って、
製本としては、一番古い手法と言われています。
古代、ギリシャやイスラエルやローマで始まった手法です。
この手法の名残は、50年代の製本技術にも
垣間見られますね~。
サイズは、23.5x15.5x2cm
手に取られた方にだけ分かる、
色んな隠しページをそれぞれのセクションにつけました。
因みに、普通のページはこんな感じです。
どなたのところにお嫁に行って、
どんな事が書き込まれるんでしょう・・・