すずりんの日記

動物好き&読書好き集まれ~!

全盲先生の本。

2022年08月25日 | 本・映画など


仕事で、障がいを持つ子どもたちや
その子どもたちに関わる大人を見ると、
子どもたちに、甲斐甲斐しく
お世話をしている姿を
目にすることが多い。

子どもたちの反応などを見ずに
ただあれもこれも、とお世話することが、
「支援をする」ということだと
勘違いしている大人が多いんですよ。

でも、大事なのは、
それを「何のためにするか」と
いうことだと思うんですよね〜。

本来、私の職場での「支援」とは、
支援される子どもたちが、
きちんと、◯◯したい、だから
手伝ってほしい、と
言えるようにすること、
そして、それと同時に、
その周囲の子どもたちが、
自分に何か手伝えることは無いか、
自分は何をすべきか、を考え、
「何か手伝おうか?」と言えるように
することだと、私は思ってるんです。

なので、してもらって当然、と思って
何も声を上げない子どもには、
してほしいことをしてあげる、のでなく、
「何をしてほしいかを言ってね」
と言うようにして、それが
できるようになったら、
「何をしてほしいかを友達に伝えてね」
と言い、近くにいる子どもたちには、
「友達が困っていたら、(大人に
してもらうんじゃなく、)
自分たちができることをしてあげて」
と言うようにしています。

障がいを持つ子どもたちは、
支援される側ですが、
一方的な弱者ではなく、
他の子どもたちに大事なことを
教えてくれる先生なんですよね。

そんなことを感じている時に、
この本と出会いました。

この本を読んで、普段から自分が
私が関わっている、障がいを持つ
子どもたちが、将来の仕事を
自由に選択できるように
してあげているだろうか、
やってみたいと言うことを
させてあげられているだろうか、と
猛省しました。

興味ある方は、ぜひ一読を。



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