三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

「想定外、風評」と「正當に怖がる」

2011年11月21日 | Weblog

「想定外、風評」と「正當に怖がる」

 

 福島原発事故の原因を「想定外」と考える向きもありましたが、その後、福島原発と女川原発との比較などにより津波、電源喪失など必ずしも「想定外」ではないことが分かってきました。多重防御機能が機能しなかったのは、機能が十分でなかったためといわれています。原発の危険性を告発し続けてきたノンフィクション作家の広瀬隆氏も、「想定外」に対して、事故は不可避だったのかと疑問を呈しています。

千葉製油所火災に対して、「爆発により有害物質が雲などに付着し、雨などといっしょに降る」とデマのメールが出回りました。また、本来安全とされる農産物、観光地を危険視した風評被害も生じています。

複雑な問題ほど、冷静になって、中長期視点で、不確かな情報、風評ではなく正確な情報をもとに、様々な分野の専門的知見を得つつ、抽象論ではなく具体的、理性的、客観的に、自分自身で考え抜き、判断することが重要と考えます。

震災直後の自粛ムードの中でのカッタカタまつり、須坂みんなの花火大会の開催決定については、ご批判もありましたが、開催は大勢の方に喜ばれました。また、東日本大震災に対して、市民レベルで、大勢のボランティア、多くの支援物資・支援金、節電などに想定を超える協力を頂きました。(以上、須坂広報9月号「市長のいきいき通信」から)

 

物理学者随筆家でもある寺田寅彦が、「小爆発二件」という浅間山爆発に関しての随筆で、「ものを怖がらな過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正當に怖がることは中々六かしいことだと思はれた。(原文のまま)」

http://www.geocities.jp/sybrma/371torahiko.syoubakuhatsu.html


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