人権尊重の意識が高いまち須坂 (2014年5月15日の再掲)
以前、校長、教頭で退職や異動される先生方があいさつにみえられま
した。その時、一人の先生が「私は須坂市で人権について深く学ぶこと
ができました」と話されました。
私は県内各地で勤務されてこられた先生のこの言葉をお聞きして、こ
れまでも当市の人権教育が素晴らしいという話を聞いてはいましたが、
それが証明されたようでうれしく感じました。
さらに、この4月に須坂市から転出された公務員の方からは「須坂は
人権意識が高い地域であった」とお聞きし、県外から転入された公務員
の方からは「人権意識が高いと伺っているし、花がきれいな須坂市に来
ることができてうれしい」とお聞きしました。
人権とは「人間が人間として生まれながらに持っている権利」(広辞
苑より)といわれています。私は、人権を守るためには、人が嫌がるこ
とや自分がされて嫌なことをしないことが基本と考えます。
また、ありがちですが、自分が好きなことが他人も好きだろう考え、
強制することも問題だと思います。(例えば、自分は麻雀、ゴルフ、ア
ルコールが好きだから、相手の人も好きだろうと思い勧めること)
いずれも相手の立場になって考え行動することが必要ですが、これは
なかなか難しいです。
当市は、県内19市の中で唯一、全小・中・高等学校がJRC(青少年赤十
字)に加盟しています。
●http://www.jrc.or.jp/youth/about/
JRCは「人間同士がお互いの違いを理解し、認め合いながら互いに助け
合う発想」を基本としています。子どものころからこの気持ちを持つこ
とは、人権意識が広がることにつながります。
須坂市は子どもも含めた花づくりが盛んですが、花に対する思いやり
は、人に対する思いやりに通じます。花づくりも「人権のまち須坂」づ
くりにつながっています。
「差別をはじめあらゆる差別をなくす市民大集会」での小中学生・
PTA・地域のみなさんが一体となった学習発表からも、多くのことを学ぶ
ことができます。
●http://blog.suzaka.jp/suzakacity/2013/11/26/p25240
●http://www.suzakanews.co.jp/news/contents/event/event.php?id=2809
須坂市は人権を尊重する意識が高い地域であると、私は感じていますが、
それは一朝一夕にできたのではなく、さまざまな分野における長年の積み
重ねの結果と考えています。
(広報すざか26年5月号「いきいき通信」に追記しました)