三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

景気動向と須坂工業クラブ

2013年11月28日 | Weblog

景気動向と須坂工業クラブ

 

 11月26日(火)、12月須坂市議会定例会が開会されました。開会にあたっ

てのあいさつで、景気動向について触れました。景気動向は、市民生活に

も密接な関係がありますので、その要旨をお伝えします。

 

 11月22日に内閣府が発表しました月例経済報告によりますと、「景気は、

緩やかに回復しつつある」と、2カ月連続の据置きとしています。また、

「先行きについては、輸出が持ち直しに向かい、各種政策の効果が発現す

るなかで、家計所得や投資の増加傾向が続き、景気回復の動きが確かなも

のになることが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引続き我が国

の景気を下押しするリスクとなっている。」としています。

 また、市内製造業104事業所を対象に実施した、今年7月期から9月期の

「企業動向調査」の結果、業況が「良い」と答えた割合から「悪い」と答

えた割合を差し引いた業況判断指数DI(注)の平均は9.2ポイントで12期、

3年振りにプラスに転じました。

 なお、次期予想のDIの平均は0ポイントとなり、今期調査結果よりも下

回る予想です。経営上の主な問題点としては、40.2%の企業が「受注の減少」

と回答しており、次いで「原材料単価の上昇」、「人材不足(技術者等質

的なもの)」、「納期短縮」、「同業他社との競争激化」、「製品販売価

格の低下」と続いています。

 業況判断指数DIがプラスに転じたことは、アベノミクス効果が地方に

も波及し始めているのではないかと推測されますが、経済状況は依然厳し

さが残っておりますし、不透明感が拭いされない景気動向の中で、国の情

報を確実に捉え、地方自治体として、しっかりと地に足が着いた施策を、

迅速、柔軟かつ的確に実現していくことが求められております。

 

注・・・業況判断指数DI(Diffusion Index)…企業や業界などの景況感を数

値化した指標。景気がよいと判断した企業の割合から、悪いと判断した企

業の割合を引いた数値で、「よい」だけであれば100、「よい」と「悪い」

と同数であれば0となる。プラスであれば景気は上向いていると判断。景気

の転換点を見るのに用いる。(デジタル大辞泉)

 

 11月26日(火)、市内製造業の中核を構成する須坂工業クラブ(構成15社)

と須坂市とで、須坂創成高校(仮称)、エコパーク(一般廃棄物最終処分場)、

医療ネットワーク、産業振興施策などの主要施策について懇談をしました。

工業クラブの会員には、須坂市産業活性化戦略会議の会長を太田哲郎オリオ

ン機械株式会社社長に務めていただいていることをはじめ様々な分野で須坂

市の産業振興のみならず幅広く地域振興をしていただいています。懇談のな

かでも、須坂市を良くしようとする前向きな多くのご提言、ご意見をいただ

きました。

 

 11月24日(日)には、蔵のまち観光交流センターで「またげるほど低いリン

ゴの木の実」鑑賞会並びに収穫祭が行われました。このリンゴの木は、市内

小河原町在住の小林祐造さんが、フルーツ王国須坂のブランドアップのため

に丹精込めて植栽してくださったものです。(小林さんは、「日本一小さな

りんご公園」であるとおっしゃっていました。)

 

 11月25日(月)には、天皇、皇后両陛下のご臨席のもと、東京ドームで

「消防団120年・自治体消防65周年記念大会」が開催されました。この記念大

会で、須坂市消防団ラッパ隊は、全国消防ラッパ隊200人の中核として、素晴

らしい吹奏を披露されました。

 

 11月27日(水)には、11月30日で退任される「退任民生委員・児童委員・

主任児童委員慰労会」が開催されました。

 

 以上、ご紹介した方々には、須坂市のために多くのご尽力をいただいてい

ます。心から感謝申し上げます。


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