三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

信州の名工・北信地方=左官 岩船和昭さん 「文化財の補修は当時の技術を生かすことも大きな役目」

2017年07月26日 | Weblog
信州の名工=左官 岩船和昭さん(58) 文化財を補修、後世に
信濃毎日新聞2015(平成27)年10月30日(金) 
 
20歳で父親の故・豊太郎さんが創業した須坂左官商会(須坂市)に入り、現在は社長を務める。父親が熱心だった各地の文化財保護を継承すると同時に、若手育成を重視。受賞を「ありがたい。より左官の魅力を伝えていきたい」と決意を新たにする。

 これまでに、善光寺大本願(長野市)や小林一茶の生家(信濃町)などの補修を手掛けた。今は明治期の木造住宅「旧小田切家」(須坂市)の外観塗装をする毎日だ。同住宅では、竹などで壁の骨組みを作る伝統技法「小舞掻(こまいか)き」を取り入れ、「文化財の補修は当時の技術を生かすことも大きな役目」と力を込める。

 「左官を絶やしたくない」と20代を積極的に採用。「汚い、きつい仕事かもしれないが、後世まで目に見える形で残すことができることは何よりのやりがい」と笑う。須坂市墨坂南。

 

◎左官体験…職人技知る 子どもら、須坂旧小田切家住宅で
信濃毎日新聞2014(平成26)年10月12日(日) 
 
 須坂市と県建築士会須高支部は11日、修復工事を行っている市指定有形文化財の「旧小田切(おたぎり)家住宅」で、左官工事の体験会を開いた。職人の技術を知ってもらう狙いで、市内の子どもや、授業で蔵造りについて学んでいる須坂園芸高校(須坂市)造園科の2年生ら計10人余が参加。こてを使った土塗りに挑戦した。

 この日は修復中の水車小屋の壁を塗る作業を体験。市内で左官業を営む岩船和昭さん(57)が「こての真ん中に材料の土をのせて」などと動きを交えながら指導した。初めはぎこちない動きだった参加者たちも、次第に慣れて作業に夢中になっていた。

 初めて土塗りをした同市旭ケ丘小3年の近藤和奏(わかな)さん(8)は「慣れるまでは大変だったけれど、修復の手伝いができて楽しかった」。さらに須坂園芸高の生徒は、竹などで壁の骨組みを作る「小舞掻(こまいか)き」の作業も体験した。

 旧小田切家住宅は、蔵の町並みが残る須坂市中心部にある明治期の木造住宅。約1300平方メートルの敷地に、2階建ての母屋や水車小屋、土蔵などが残り、保存活用のため今年から修復工事をしている。


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