市立須坂図書館に関する記事を読んで
2016年2月16日と17日に、信濃毎日新聞に連続して市立須坂図書館に関す
る記事が掲載されました。
●2月16日は「トイレを洋式化-改修完了 幼児用新設」のタイトルで、次の
ような内容でした。
全てを洋式に変更したこと、幼児用「キッズトイレ」を新設したこと、
1階に設けた多目的トイレには乳児用チャイルドシートや、おむつ替えが
できる専用シートも充実させたことが紹介されていました。
さらに、改修に合わせて、トイレ入口に投句箱を設置し、公式キャラク
ターの名前を付けた「ぶっくるー川柳」の投句を呼び掛けています。
私はこの記事から、親子連れや高齢者の立場に立った、図書館職員の日
ごろの仕事ぶりがトイレ改修にも表れたと感じました。川柳を募集する感
性もユニークと感じます。
「ぶっくるー川柳」は、須坂新聞社との合同企画「ほのぼの川柳 ほくし
ん流」に発展しました。第1回のお題は「新しい」または「新」です。3月
10日(木)までに寄せられた中から優秀作品を決定します。須坂新聞で発表
し、市立須坂図書館内にも掲示します。
ハガキまたはFAXで投句する場合は須坂新聞社へ、市立須坂図書館には専
用の用紙と投句箱があります。ぜひ、チャレンジしてみてください。
●2月17日は「建設標=地元図書館での丁寧な対応、感謝」のタイトルで、
次のような記事が掲載されていました。
もうすぐ小学生になる娘と市立図書館に行った時のことです。「お探しの
本は古いものでしたら書庫にあります。出してきましょうか」と職員さんが
声を掛けてくれました。
私たち親子が「『エルマーのぼうけん』は貸出し中だね。また今度来よう
ね」と話していたのが聞こえたようです。職員さんのひと言がきっかけでお
目当ての本が読めることになり、喜んだ娘は帰りの車の中でもその本を抱き
しめていました。
保育園の先生から初めて紹介された児童書、それを探しに今までの絵本コ
ーナーではなく、初めて入った児童書コーナーでのことです。この出来事が
うれしくて、親子ともに忘れられない一冊が増えました。
地元の図書館が新しく、使いやすくなればいいなと思ったことが何度もあ
りますが、丁寧に対応してくれる職員さんの存在がやはり一番大事だとあら
ためて感じました。
須坂市 Sさん(嘱託職員・36)
須坂市在住の方の投稿ですので、おそらく市立須坂図書館を指しておられ
ると思います。その前提で意見を述べさせていただきます。
図書館が新しくなればとのご要望ですが、須坂市は財政的に余裕がありま
せんので、現在のところ改築を考えていません。現施設の中で、トイレなど
のハード面の整備と、図書館職員によるソフト面の充実で、できる限りのサ
ービス向上を目指してまいります。
須坂市は、いつでも、どこでも、だれでも読書に親しんでいただくため、
公民館や民間施設などを「信州須坂どこでも図書館」にして、本のあるコ
ミュニティ広場を増やしています。
http://linkdata.org/work/rdf1s2868i
また、子どものより良い読書環境づくりと、継続的な読書活動を支援する
「すざか子ども読書ちゃれんじ」も行っています。図書館改築というハード
も大切ですが、このようなソフト面の充実もたいへん大切だと考えています。
http://www.city.suzaka.nagano.jp/enjoy/gakusyu/dokusyocharenji/