ある数学愛好者のひとり言

数学好きな私がひとり言をつぶやきます。

留数定理1 ~複素解析学の話題より

2024-09-28 00:00:52 | 数学・数学教育

2024年9月28日(土)

 

 留数とは、複素関数f(z)をローラン展開

   f(z)=Σ_(-∞,∞)(c_n)(x-a)^n   (0<|z-a|<ζ)

をしたときの 

    (x-a)^(-1)の係数(c_-1)

をいう。

 しかし、留数を求めるには、真性特異点を持つ複素関数f(z)は、定義によって求めるしか方法がない。しかし、

ローラン展開の主要部

     Σ_(1,∞)(c^-n)(x^-n)

が有限項な場合、すなわち

     c_-k≠0 かつ c_-n≠0   (n>kのとき)

のとき、これをk位の極という。f(z)の特異点がk位の極の場合、定義によらずに留数を求めることができる。

の留数を用いて、留数定理によってf(z)の複素積分が求まるわけである。

 今回、留数定理を中心に整理してみた。

   

 

 

 

 

ちょっと休息

(1)9月27日(金)のFacebook投稿より・・・自民党総裁選

 自由民主党の総裁選挙(次期総理大臣)に特に強い関心があったわけでありません。ただひと言、高市氏が

総裁にならなかったことがよかったと思っています。安倍政治の継承などまっぴらです。裏金議員を許すよう

な高市氏のような総裁では、世論が許さないでしょう。とにかく、高市氏でなくてよかったと、強く思ってい

ます。

 サークルの学友の多くも、同意見でした。

 

(2)9月27日(金)のFacebook投稿より

学びの記録

 今日は、サークル『おもしろ物理』のある日でした。7時35分頃に自宅を出て,8時40分頃にOKBふれあ

い会館に到着しました。

 視聴覚スペースは9時しか入室できませんので、その時間まで学友と話したりし過ごしました。

 9時10分頃に入室して、いつものように『教育社会学概論’19』の第11章「階層格差―教育と職業階層―」

を視聴しました。内容については、章の題名から判断してください。

 10時10分頃から休息をしてから、10分後に再度視聴覚スペースに入室しました。『枕草子の世界’24』

の第2章「『枕草紙』の宮廷章段」を聴講しました。2回目です。この章の目標・ポイントについて、次のよ

うに述べている。

 「宮仕えに価値を置く清少納言を描いた宮廷文化と、それを支える宮廷人達の言動に関わる章段をとりあげ

る。清少納言が『宮廷』というものをどのように認識していたのかを理解する。」

 この文章を踏まえて、印刷教材も精読しました。

 11時15分に昼食をとるために、学生控え室に行きました。そこで物理サークルのメンバーや他の学友と

サークルが始まるまで歓談していました。

 14時から2階の研修室でサークルが始まりました。今日のテーマ、学友の提案文書は「電子時計について」

でした。このなかで、

 「原子は、特定の周波数の電磁波を吸収・放出する、アンテナのような性質がある。電磁波を吸収すると原

子はエネルギーの高い状態になり、そこから電磁波を放出すると、エネルギーの低い状態にもどる。電磁波の

周波数は、原子の種類と状態によって決まっている」(小谷太郎執筆)

 この性質をセシュウム133に利用したのが原子時計です。面白く、発表を聞きました。

 16時過ぎに岐阜学習センターを後にしました。

 

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3 コメント

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マルテンサイト変態千年 (鉄の道サムライリスペクト)
2024-10-05 20:35:26
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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プロテリアルリスペクト (鉄鋼材料エンジニア)
2024-10-27 20:42:09
「材料物理数学再武装」なつかしいですね。私なんかは特殊鋼の熱処理の焼入れにおけるマルテンサイト変態の際、重要となる焼入れ性評価に用いるTTT曲線の均一核生成モデルでの方程式の解析をPTCのMathCADで行い、熱力学と速度論の関数接合論による結果と理論式と比べn=2~3あたりが精度的にもよいとしたところなんかがとても参考になりました。
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AI革命の旗手リスペクト (大学関係者)
2024-10-29 07:19:03
日経クロステックの記事に今年のノーベル賞は「「AIの父」ヒントン氏にノーベル賞、深層学習(ディープラーニング)の基礎を築いた業績をまとめ読み」と題して紹介されていましたが、物理学賞、化学賞ともにAIがらみあったんですね。しかしながらブラックボックス問題の解明には至っていないようです。
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